新馬戦・メイクデビューも終わり3週が経つ今週の土曜日、阪神競馬場4Rで開催される未勝利戦にていよいよエルプシャフト(牡3・角居勝彦厩舎・青鹿毛)のデビューが決定いたしました。
父ディープインパクト・母ビワハイジと言う良血統。母ビワハイジからは言わずと知れたブエナビスタをはじめ多数の重賞ウィナーが産まれており、母自身のライバルでもあったエアグルーヴと共に現在の日本競馬を血統レベルで盛り上げている名家です。
そしてこのエルプシャフトの注目すべき点は血統のみならず、調教で見せているタイムにもあります。ディープ産駒ということで早くから動けることは期待されていましたが坂路で【53.4-38.6-25.0-12.5】、CWで【67.1-51.5-37.2-12.1】という時計を見せています。
3歳になり、新馬戦も終わってからの遅れてのデビューとなりましたが、時計レベルで言えば同世代の一線級に遜色なし、未勝利クラスであれば圧勝劇を見せてもらいたいほどの期待がたかまります。
さらに鞍上に迎えるのはミルコ・デムーロ。当然陣営としての期待値の高さも伺えます。すでにクラシック戦線は始まっていますが、古くはデビューから8日でダービーを優勝したクモハタなどという伝説もあります。時代があまりにも違いますが、同期で言えばリオンディーズが朝日杯FSを制したのもデビューからたった29日の出来事。
このエルプシャフトのデビューに、混戦を極めている牡馬クラシック戦線を更に乱してくれるべく大活躍を期待しているのは私だけではないでしょう。