先週は西で桜花賞、そして今週は東で皐月賞と引き続きG1レースが続きます。17日(日)、中山のメインレースは第76回皐月賞が開催。3歳牡馬クラシック戦線がいよいよ幕開けです。昨年はドゥラメンテがド派手な末脚で大外から一気に突き抜けて同競走を勝利し、G1初制覇を果たしたのが記憶に新しいですね。今年は一体どんな馬がどんなパフォーマンスを見せてくれるのかと、みなさんも期待に胸躍らせていることでしょう。

最強世代対決ついに開幕、錚々たるメンバーが集結した！

登録馬を見ると期待感は更に高まります。朝日フューチュリティS(G1)を制して2歳王者に輝いたリオンディーズ、そのリオンディーズを皐月賞トライアルの弥生賞(G2)で破って3連勝中のマカヒキ、同じく3連勝中のサトノダイヤモンドはきさらぎ賞(G3)の勝馬、そしてデイリー杯2歳S(G2)の勝馬エアスピネルと、錚々たるメンバーが名を連ねています。

上記で紹介した馬の「4強」とも言われる今年の皐月賞ですが、皐月賞トライアルと言われる弥生賞ではマカヒキがリオンディーズとエアスピネルを降して優勝しており、エアスピネルは朝日フューチュリティSではリオンディーズにも敗れて2着に入着していることから、エアスピネルに関しては勝負付けはもう済んだようにも思えますね。となると4強ではなく、「3強」と言ったほうがいいのでしょうか。しかしエアスピネルもこれまで馬券圏内は外したことがなく、弥生賞で終わったと思うと痛い目に遭いそうな気もします。デビューから手綱を握る武豊騎手の巻き返しにも期待したいところですね。サトノダイヤモンドはここまで強いメンバーが揃うレースは初めてとなりますが、きさらぎ賞からの直行というローテーションからも、本命は日本ダービーといった感じでしょうか。ダービーへ向けてどう戦うか、この馬の走りにも注目です。

他にも、これまで連対を外していないスプリングS(G2)の勝馬マウントロブソンや、馬券圏内を外していない新潟2歳S(G3)の勝馬ロードクエストといった俊英たちが揃っています。今年の牡馬3歳世代は素質馬が非常に多く「近年稀にみるハイレベル世代」とか「最強世代」なんて言葉が最近競馬新聞では飛び交っていますね。実際に超がつくほどのハイレベルなメンバーが揃った今年の皐月賞。この大混戦となった牡馬クラシック第一弾、果たして今年はどの馬が初めの「一冠」を制するのでしょうか？楽しみは尽きません。