デビュー戦を取りこぼして以来、負け無しのまま7連勝でG1・フェブラリーステークス勝利を手にしたインティ(栗東・野中厩舎 牡馬5歳)が、11月にアメリカで開催されるBCクラシックへの挑戦に意欲を見せている。
フェブラリーステークスは2016年からブリーダーズカップチャレンジの対象競走に指定されており、勝ち馬であるインティには優先出走権が付与されるため順当に行けば出走は手堅いものと見られる。
4歳夏に復帰して以降は順調なローテーションでここまで来ているが、それ以前には1年近くに及ぶ休養を挟むなど本質的に頑丈なタイプではない可能性もある。特にフェブラリーステークス出走に間に合わせるためにコンスタントに出走させてきた経緯もあり、十分に力を示した以上これまでよりも大事に使われることも予想される。
次走に関しては未定という陣営の発言もあり、群雄割拠のダート界のニューヒーローに今後どのようなローテーションが組まれるか、ひとまずBCクラシックを大目標とした今年一年の動向から目が離せない。