27日に、チューリップ賞に出走する各馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬4頭をピックアップしてみた。

ダノンファンタジー（牝3、中内田充厩舎）

2/27（水）栗東・CW（良）4F48.0－3F35.6－1F11.8（馬なり）

川田騎手を背にCWコースを単走。馬なりから気合をつけて追うかたちで、追ってからもしっかり伸びて11.8と好時計をマーク。とにかく時計が速く、CWで40秒台は稀で、それでいて最後は追われてからもしっかりと加速している。1週前は霧で測れず1F11.7以外は不明だが、ここでも追われて伸びている。スピード感のある走りを見せており、デキは絶好だろう。

シェーングランツ（牝3、藤沢和雄厩舎）

2/27（水）美浦・南W（良）5F693.6－4F53.6－3F38.7－1F12.5（一杯）

2頭との併せ馬を予定していたが、2頭が先に速いペースで行ってしまい、2馬身遅れて単走の形でのゴールとなった。併せ馬に遅れるハプニングはあったが、強めに追われて良い伸びを見せており、時計も良い。1週前は南Wで3頭併せで追い切り71.9－56.1－40.9－13.2で併入するいつも通りの馬なり調整だったが、最終では強めに追われて負荷がかかった様子。

ドナウデルタ（牝3、石坂正厩舎）

2/27（水）栗東・坂路（良）4F51.7－3F37.4－2F24.0－1F11.9（馬なり）

坂路単走で自己ベストの好時計。毎回調教では走る馬だが、馬なりでこのタイムは優秀。終始加速ラップを刻めており、終いの伸びはとくに目立った。1週前も坂路で52.3－37.8－11.9と好タイムをマーク。なかなかレース結果には直結しないので判断が難しいところではあるが、追い切りの時計や内容からも、状態が良いことは間違いない。

メイショウショウブ（牝3、池添兼雄厩舎）

2/27（水）栗東・CW（良）6F84.5－5F68.2－4F52.6－3F38.4－1F12.1（馬なり）

池添謙一騎手を背に、内ムーンレイカー（4歳1000万）と2頭併せで追い切った。序盤の動きは鈍かったが、追い比べになるとジリジリとスピードを加速させ、最後は力強く伸びて2馬身先着した。1週前は霧で不明だが、終いは11.8で併せ馬にも先着。最終は時計も上々で、追われてからの伸びも良く、併せ馬もきっちり先着する好内容。この中間は短期放牧でリフレッシュもしており、状態は良さそうだ。