1995年のエリザベス女王杯を勝利したサクラキャンドルが4日、繋養先である北海道新ひだか町の谷岡スタットで亡くなったことが明らかになった。6日、JRAが公式ホームページで発表した。最近は足腰が弱ってきており、最後は放牧地で倒れていたという。27歳だった。
サクラキャンドルは、1994年12月に中山でデビュー。4歳で重賞初挑戦のクイーンSを勝利し重賞初制覇を果たした。続くエリザベス女王杯では10番人気の低評価を覆して勝利し、G1初勝利を挙げた。その後も新潟記念(2着)、府中牝馬S(1着)と牝馬の中距離路線で活躍した。
1997年2月に、サクラキャンドルを管理していた境勝太郎調教師が定年により引退。同馬の主戦騎手でもあった小島太氏が調教師に転向し、同馬は小島師の管理馬として登録を抹消し、その後は生まれ故郷である新和牧場で繁殖入りした。通算成績は18戦5勝だった。
サクラキャンドルは父サクラユタカオー、母サクラクレアー、母父ノーザンテーストという血統。ご冥福をお祈りします。