【高松宮記念2019予想】過去データが後押しする激走期待の穴馬とは?

温かい日も少しずつ増えてきており、春の訪れがもうすぐそこまで来ているようですね。競馬界でも春のG1シーズン到来を告げる一戦「高松宮記念」が今週末に行われます。

さて、前記事では高松宮記念の過去10年のデータと傾向をまとめましたが、今回は前記事で導き出した傾向や筆者が独自で調べた傾向に当てはまる激走期待馬を1頭紹介したいと思います。

今回紹介したい馬はダイメイフジです。前走のオーシャンSを7番人気と人気薄ながら3着に善戦し、G1の舞台へと駒を進めてきました。過去の傾向的には高松宮記念は波乱度は低めですが、過去に穴をあけてきた馬たちとも比較しながら考察してみたいと思います。以下は同馬が当てはまる3つの好走条件です。

前走オーシャンS

オーシャンS組の過去10年の成績は「3-2-4-60」と好成績です。さらに、「6番人気以下」で3着内に入った馬は過去10年で6頭(0-3-4-120、ハクサンムーンは13年と15年の二度)おりますが、この6頭の穴馬のうち5頭が前走がオーシャンSだった馬でした。「穴馬はオーシャンSから来る」と言っても過言では無さそうですね。

前走データ
前走 1着 2着 3着 4着以下
阪急杯(G3) 3 4 2 40
オーシャンS(G3) 3 2 4 60
シルクロードS(G3) 3 1 3 18
チェアマンズスプリントP(G1) 1 0 0 0
フェブラリーS(G1) 0 1 0 4
京都牝馬S(G3) 0 1 0 3
スプリンターズS(G1) 0 1 0 1
香港S(G1) 0 0 1 0
阪神C(G2) 0 0 0 5

5歳馬

過去10年で3着内に入った述べ30頭中12頭は「5歳馬」で、半数近くを占めております。成績も「5-4-3-33」と好成績で、他を大きく上回る形。例年5歳は多く出走しますが、今年はダイメイフジとデアレガーロの2頭のみです。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
4歳 2 0 4 30
5歳 5 4 3 33
6歳 0 6 1 36
7歳 2 0 2 26
8歳 1 0 0 18

前走の馬体重が480kg以上

過去10年で前走の馬体重が「480kg未満」だった馬は「1-1-3-50」だったのに対し、「480kg以上」の馬は「9-9-7-97」でした。馬体重の軽い馬は不振傾向にあり、今年は有力馬のダノンスマッシュや、シルクロードS・3着のティーハーフなど馬体重が軽い馬が人気を集めそうなので注意しておきたいところです。ダイメイフジの前走の馬体重は518kgでした。

前走の馬体重データ
前走の馬体重 1着 2着 3着 4着以下
~419kg 0 0 0 0
420~439kg 0 0 0 4
440~459kg 0 0 1 16
460~479kg 1 1 2 30
480~499kg 5 4 2 39
500~519kg 2 5 4 35
520kg~ 2 0 1 23
480kg未満 1 1 3 50
480kg以上 9 9 7 97

以上、ダイメイフジが当てはまる3つの激走データでした。オーシャンS・1着のモズスーパーフレアと2着のナックビーナスは同レースの1,2番人気馬で、今回も上位人気に推されそうですが、ダイメイフジは3着ですが昨年のオーシャンSでも3着に入っていながら続くスプリングSでは17着と大敗しておりますし、実績的にもここでいきなり人気が上がるということは考えにくいでしょう。馬券妙味のある1頭となりそうなだけに、狙ってみる価値はあるのではないでしょうか。