27日に、ダービー卿チャレンジTに出走する各馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。
ドーヴァー(牡6、伊藤圭三厩舎)
3/27(水)美浦・坂路(良)4F52.8-3F37.9-2F12.1-1F11.7(馬なり)
坂路で単走。馬なりから強めに追われ、タイムもまずまず。20日の坂路の追い切りでは4F50.4-3F36.3-2F24.5-1F12.7と好タイムをマークしており、好気配。もともと先行策が主な競馬だったが、道中脚を溜めて終いを伸ばす競馬も定着してきた。中山マイルは重賞勝ちの実績もあり、脚元の回転力も豊富。小回りの中山は合いそうだ。
マルターズアポジー(牡7、堀井雅広厩舎)
3/27(水)美浦・南W(良)5F68.0-4F52.3-3F38.1-1F12.3(馬なり)
南Wを3頭併せ外目から追い切り、先着。中間の内容はいまいちだったので、最終で良い内容とタイムをマークしてきたのは高評価。馬なりから軽く追われ、コーナーからの加速感と、直線にかけてまくり切る競馬は久々に見る好内容。抜け出してから内へ行こうとするクセも見られず、近走の中では一番良い内容の追い切りだった。展開を左右する馬なだけに注意したい。
プリモシーン(牝4、木村哲也厩舎)
3/27(水)美浦・南W(良)4F54.0-3F39.1-1F12.1(馬なり)
南Wを3頭併せの真ん中から追い切り、クビ差先着。直線では外の馬を1馬身、内の馬を半馬身先行させ、ラスト100mで追われると力強く伸びて外の馬にクビ差先着した。ラストの伸び脚はスピード感もあり、ゴール後も追って抜かせなかった。負荷もしっかりかけられたという印象があり、約3ヶ月半の休み明けだが状態は良さそうだ。適性の高い舞台なだけに、要注意したい1頭。