3日に、ニュージーランドトロフィーに出走する各馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。
メイショウショウブ(牝3、池添兼雄厩舎)
4/3(水)栗東・坂路(良)4F52.3-3F37.8-2F24.0-1F11.7(強め)
単走強め。前走チューリップ賞の最終では2頭併せで一杯に追われる内容だったが、今回は坂路でしっかりと負荷をかけられたという印象。タイムも非常によく、坂路では自己ベストを更新。1週前はCWで6F83.2-5F66.8-4F52.4-3F38.3-1F11.9と好時計をマークし、内容も併せ馬の外からラスト追われて先着する好内容。前走時と最終の内容は違えど、デキは前走以上と判断したい。
ヴィッテルスバッハ(牡3、池上昌和厩舎)
4/3(水)美浦・南W(良)5F67.8-4F52.7-3F38.6-1F12.7(馬なり)
戸崎騎手を背に2頭併せ。1秒差で追走し、馬なりで併入した。僚馬の脚色が良く見えたが、最終は池上師から「それほどやらなくてよい」という指示があったもよう。それでも一杯に追われた前走時の最終よりも早い時計をマークしており、馬なりでもこの動きなら十分。1週前も、南W5F66.0-3F38.7-1F12.5で2馬身先着と好時計・好内容。好気配が伝わってくる。
アガラス(牡3、古賀慎明厩舎)
4/3(水)美浦・南W(良)5F66.9-4F51.4-3F37.3-1F12.5(馬なり)
2頭併せで、プロディジャス(牝5、500万)を4馬身追走し併入。7着に敗れた前走のきさらぎ賞の最終では1F13.0と、重要であるラスト1Fの時計がいまいちだったが、2着に好走した東スポ杯の最終との比較では全体で1.6秒、ラスト1Fも0.1秒早い。前走は口を割る場面があったが、中間から鼻革を替えた効果でそれも改善されたもよう。