【アーリントンC予想2019】フォッサマグナ、マイルはベスト条件

2018年に開催時期が2月から4月に移行し、NHKマイルCの前哨戦として生まれ変わった「アーリントンC」。もともと移行前も、一昨年の勝ち馬ペルシアンナイトが皐月賞で2着に入線するなど、クラシック戦線を視野に入れた馬の出走も少なくない一戦であった同競走。

今年ここからNHKマイルCへ向かう有力馬で注目したいのはWar Front産駒のフォッサマグナだ。2走前の共同通信杯でも同馬の記事を書かせていただいた通り、個人的にかなり推していた馬だったが、結果は7頭立てで4着に終わってしまった。

1400mの新馬戦から2Fの距離延長で臨んだ1800mが舞台。2番手からマイペースで走れていた印象はあったが、ラストはバテてしまい、伸びきれずに4着に終わった。それでもキャリア2戦目で重賞初挑戦、初の1800mという条件の中での4着は大健闘だろう。

この馬は何と言っても1400mの新馬戦の内容が良く、ゆっくりと後方から競馬を進め、最終コーナーでは外から好位に押し上げ、直線ではムチを一度も使わず断トツの上がり33秒7で一閃するという好内容だった。期待していた共同通信杯では負けてしまったが、期待度はまだ高い。巻き返しに期待したいところだ。

前走の自己条件では初のマイルに挑戦し、タニノミッションやブルーアガヴェといった有力馬をおさえて優勝。「マイルが合う」という鞍上のルメール騎手のコメントの通り、距離はマイルあたりが合う感触。今回も再びマイル戦で、鞍上もデビュー戦から手綱を握るC.ルメール騎手ということで注目度の高い1頭になりそうだ。今度こそは重賞初勝利となるか?NHKマイルCへ弾みを付けれるかに注目だ。