17日に、フローラSに出走する各馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。

フェアリーポルカ（牝3、西村真幸厩舎）

4/17（水）栗東・CW（良）6F85.9－5F69.2－4F53.3－3F38.8－1F12.0（馬なり）

助手を背に2頭併せ。内のジュンユウコー（牝3、未勝利）を前におき、直線では軽く促されただけでびっしり追われる僚馬をゴール前でしっかり捕らえて併入した。輸送も考慮して、気持ちの入りやすい坂路ではなく長めのトラックで馬なりでの調整を行ったのには好感。馬なりながらもしっかりした脚どりを見せており、手応えも優勢。好調をキープできている。

ジョディー（牝3、戸田博文厩舎）

4/17（水）美浦・南P（良）5F68.7－4F53.5－3F39.5－1F11.8（馬なり）

武藤雅騎手を背に2頭併せ。直線では内のメルキュール（牝3、未勝利）に並びかけ、楽な手応えで馬なりのまま併入した。馬体を併せて抜かせないダイワメジャー産駒らしい走りを披露した。ポリ追いだが最終はいつもポリで、結果も残しているので問題はない。クイーンCの時同様、今回も東京コースを意識して逆の左回りで追い切っているあたりも好感がもてる。使い込まれているダメージは感じられず、好気配だ。

パッシングスルー（牝3、黒岩陽一厩舎）

4/17（水）美浦・南W（良）4F51.8－3F38.3－1F12.7（馬なり）

重賞馬のミュゼエイリアン（セ7、オープン）と併せ、2馬身先着。4馬身ほど先行するかたちでスタートしたとは言え、一杯に追われた僚馬に軽く仕掛けた程度で突き離した。1週前は稍重の南Wで石橋脩騎手を背に追い切られ、4F52.7－3F38.1－1F12.7をマークし、先行させた僚馬を捕らえて最後は併入。1週前、2週前は攻め込まれたこともあってか、最終では気持ちが入っていた印象。重賞馬のミュゼエイリアンを相手にしない走りからも、状態の良さが窺える。