17日に、福島牝馬Sに出走する各馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。
カワキタエンカ(牝5、浜田多実厩舎)
4/17(水)栗東・坂路(良)4F57.7-3F42.0-2F26.9-1F12.8(馬なり)
坂路で単走。最終追い切りは毎度軽めで、今回も馬なりのまま駆け抜けるだけの内容。2着に入着した昨年の最終追い切りも単走馬なりで4F57.8-1F12.8と軽めで、テンションを上げないことを意識した追い切りは昨年と同じ。レースまでの消耗を抑えるため、当日は本馬場入場での先出しなど前回と同じ対策を施す。馬のリズムを終始優先した内容には好感がもてる。
ダノングレース(牝4、国枝栄厩舎)
4/17(水)美浦・南W(良)5F70.5-4F54.3-3F40.0-1F13.3(馬なり)
南Wで蛯名正義騎手を背に単走で追い切られた。輸送もあり、馬格も小さな馬のため、やりすぎずに楽に追い切るという内容。ラストまで鞍上の手綱は動かず馬との折り合いに専念。先週に続き蛯名騎手が手綱を握っている点は好印象。余力たっぷりの動きでフットワークも軽快。1週前も4F50.2-36.5-13.0秒と軽めだが、仕上がりは良さそうだ。
ミッシングリンク(牝5、斎藤誠厩舎)
4/17(水)美浦・南W(良)6F82.5-5F67.2-4F52.9-3F38.7-1F13.5(馬なり)
南Wで単走。馬なりから最後はやや強めに追われて自己ベストを更新。不出走となったが、もともと先週のアンタレスSにも登録しており、先週から走れる状態にはあった。前足を掻き込むようなフォームはやはりダート向きという印象を受けるが、状態が良いことは確か。福島の芝での勝利実績もあり、久々の芝でも期待はできそうだ。