昨年のフェブラリーSを優勝したノンコノユメ(セ7、加藤征弘厩舎)が、8日付けで中央競馬の登録を抹消したことが明らかになった。今後は大井競馬場に移籍する予定となっている。同日、JRAのホームページで発表された。
ノンコノユメは2014年11月に東京のダートでデビュー。翌年のユニコーンSを勝利して重賞初勝利を果たすと、続く大井のジャパンダートダービーも優勝し、その後の武蔵野Sも快勝して重賞3連勝を果たすと、暮れのダート王者決定戦のチャンピオンズCでも2着に善戦し、地方・中央のダート重賞戦線で活躍した。翌年の4歳の年にもフェブラリーS・2着、帝王賞・2着と勝ちきれないまでも善戦した。しかし、同年秋に去勢してセン馬となってからは苦戦が続き、昨年2018年の根岸Sで復活Vを果たすと、続くフェブラリーSも優勝し、3度目の挑戦にしてようやく同レース制覇を果たした。
今年はフェブラリーSから始動して13着、前走はドバイへ遠征してゴドルフィンマイルで10着と成績が低迷していたが、果たして大井へ移籍してからはどうか。地方での実績も十分なだけに、今後の活躍も期待される。
ノンコノユメは父トワイニング、母ノンコ、その父アグネスタキオンという血統。通算成績は27戦8勝、うち重賞は5勝。