8/2に新潟で開催された第15回アイビスSDを制したのは単勝1番人気のベルカント(M.デムーロ騎手)だった。
外枠8枠から好スタートを決めたベルカントは大外のセイコーライコウを交わして外ラチ沿いを快調に飛ばした。真ん中からヘニーハウンド、エーシントップが抜けて先頭争いをする中、ベルカントは外ラチ沿いからグイグイと押し上げ、残り400mを過ぎたあたりから先頭に躍り出てそのままゴールまで押し切った。
2馬身差の2着には中盤真ん中の馬群を抜けた9番人気のシンボリディスコ(田中勝春騎手)が入着し、さらにハナ差の3着には4番人気のアースソニック(丸田恭介騎手)が入着した。
夏は牝馬が強いとはよく言うが、まさか直線の1000mという舞台でも名だたる強豪牡馬たちを抑えて牝馬が圧勝するとは恐れいった。鞍上のデムーロ騎手も外枠の利を活かした馬のエスコートは見事であった。
ベルカントはこれで昨年'14年のフィリーズレビュー(3/16、G2)以来約1年5ヶ月ぶりの重賞制覇となり、重賞2勝目を挙げた。次走はサマースプリントシリーズ第4戦目となる北九州記念(8/23、G3)を予定しており、シリーズチャンピオンを狙う。