29日に、安田記念に出走する馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。

アーモンドアイ（牝4、国枝栄厩舎）

5/29（水）美浦・南W（重）6F82.3－5F66.3－4F51.3－3F37.6－1F12.3（馬なり）

C.ルメール騎手を背にノチェブランカ（牝4、3勝クラス）とアンティノウス（セ5、3勝クラス）と3頭併せ。3馬身以上後ろから追走し、徐々に差を詰めながら直線では内から2頭に並ぶと、ルメール騎手の合図に鋭く反応して一気に突き放し、3馬身差でゴール。道中もしっかりと折り合い、追われてからの反応も良く、重たい馬場も苦にすることなく圧巻の動きを披露した。態勢は万全だ。

アエロリット（牝5、菊沢隆徳厩舎）

5/29（水）美浦・南W（重）4F55.4－3F40.6－1F13.0（馬なり）

菊沢調教師を背に単走で追い切られた。馬なりで最後は軽めに気合をつけられるかたちで追い切られた。今年は抑えを効かせてきているのが気になったが、昨年も同様に時計はそこまで出していない。昨年の安田記念の最終追い切りは南Wで5F69.0－4F53.8－3F39.8-1F12.9秒をマーク。時計よりも、伸び伸びと走らせており、リズム良く走った。1週前もWコースを単走で4F56.5－13.7（馬なり）をマークしており、リズムを重視。終いは動いており、メリハリがついている。

インディチャンプ（牡4、音無秀孝厩舎）

5/29（水）栗東・坂路（重）4F51.6－3F37.1－2F24.2－1F12.4（馬なり）

助手を背にブラックスピネル（牡6、オープン）と2頭併せ。ブラックスピネルを1馬身追走し、3Fから追われてペースを上げ、ラストは突き放して2馬身差をでゴール。1週前は福永騎手を背に追い切られ、坂路4F51.0－12.2秒と好時計をマークしている。先週の方が時計はやや早いが、2週連続でしっかりと負荷のかかる走りを見せており、仕上がりは本気度が高そうだ。