9日に、エプソムCに出走する馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。
ミッキースワロー(牡5、菊沢隆徳厩舎)
6/5(水)美浦・南W(良)5F70.3-4F55.2-3F41.2-1F12.9(馬なり)
菊沢調教師を背に、プリモスペード(牝3、未勝利)と2頭併せ。僚馬を10馬身ほど先行させて徐々に差を詰めていき、内から伸びて直線で並びかけると、ラストは弾むようなフットワークで交わして先着した。序盤は頭も高くモタモタとしていたが、終いに見せた脚は見事な切れ味だった。1週前に強く追われているので最終は全体的には軽めだったが、前走の状態を上手くキープできてそうだ。
プロディガルサン(牡6、国枝栄厩舎)
6/5(水)美浦・南W(良)5F66.0-4F51.2-3F37.3-1F12.6(馬なり)
D.レーン騎手を背に、サトノキングダム(牡6、3勝クラス)と2頭併せ。序盤は僚馬の2馬身後ろから追走し、直線で一気に加速し差を詰めると、終いも12秒6の脚を披露し先着した。序盤は掛かり気味で、追われてからはしっかり伸びて楽に僚馬を交わし、ラストはやや気を抜いて流すという内容。追われてからスイッチは入るも、最後は気を抜いてしまうのは相変わらず。それでも全体的な動きは上々。
ソーグリッタリング(牡5、池江泰寿厩舎)
6/5(水)栗東・CW(良)6F86.4-5F68.9-4F53.3-3F38.9-1F11.7(馬なり)
助手を背に、ペルクナス(牡3、1勝クラス)と2頭併せ。2馬身ほど先行し、最後は併入。序盤はゆったりと入り、終いはシャープに伸びた。折り合い面を気にした内容という感じで、馬なりでも軽く仕掛けただけで11秒7をマーク。1週前は浜中騎手が騎乗し、6F82.7-1F11.8と好時計をマークし、併せ馬に1馬身先着。使われてきており仕上がりは良い、追い切りは強い負荷というよりは微調整とメンタル面の調整。メリハリがあり、成長力に期待したい。