【プロキオンS予想2019】スピード自慢が集うダート短距離重賞!マテラスカイやサンライズノヴァなど出走予定馬を考察

7日の中京メインはダート短距離重賞「プロキオンS」。夏の短距離のダートチャンピオンを決める争いで、秋以降の古馬ダートG1戦線にもつながっていく重要なレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思う。

マテラスカイ(牡5、森秀行厩舎)

昨年のプロキオンSの覇者、マテラスカイ。昨年は逃げて4馬身差を付けて快勝した。昨年は前日に雨が降り、不良馬場となり脚抜きの良い馬場だった。スピードが問われがちな馬場となりやすいこの時期の中京ダートは、逃げ馬の同馬にとって絶好の舞台だ。今週は週中は雨の日が多く、昨年同様に速い馬場となる可能性も高い。今年は前走がドバイで海外帰りのローテーションとなるが、間隔的には昨年よりもゆとりがあり、状態さえ良ければ連覇の可能性も十分ある。

サンライズノヴァ(牡5、音無秀孝厩舎)

キャリア7勝のうち6勝は東京コースでのもので、東京を主戦場としているサンライズノヴァ。東京巧者であるだけに、直線の長い中京は合いそうだ。浦和競馬場で行われた前走のさきたま杯では、小回り適性を不安視する声もあったが、対応して4着にも好走した。直線は長いがコーナーが小回りの中京にも対応できる可能性は高い。ただ、一昨年のユニコーンSや昨年の武蔵野Sの快勝の実績からも、ベストはマイルという印象が強い馬。1400mでも根岸S・2着など実績はあるが、タフな中京コースでバテずに脚を伸ばせるかに注目だ。

ミッキーワイルド(牡4、安田隆行厩舎)

現在目下2連勝中、6戦連続連対中と好調なミッキーワイルド。とくに前走の麦秋Sでは直線の手応えにも余裕があり、鞭が入るとさらに突き放して4馬身差の快勝を果たす強い内容。今回が重賞初挑戦となるが、勢いに乗ってこのまま連勝も十分あり得るくらいに強さは見せている。もともと芝でデビューしており、デビューから5戦は芝レースを使っている。スタートから200mほど芝を走る今回のコースも、同馬にとっては嬉しい条件となる。中京の1400mは3走前の2勝クラスでも2着の実績があり、直線の長い東京コースも現在2連勝中。舞台適性の高いここは重賞初挑戦と言えど侮れない。

他にも、昨年のプロキオンS・3着馬で前走のさきたま杯を快勝したウインムートや、昨年の4着馬でさきたま杯・2着のサクセスエナジーなど、同レースの好走実績がある馬も多数揃った。スピード自慢が集うダート短距離のプロキオンSは、7月7日(日)に、中京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。