アイビスサマーダッシュと言えば狙いたいのはリピーター。過去にはカノヤザクラ、ベルカントが連覇を果たし、アースソニックやエーシンヴァーゴウ、アポロドルチェなど2年連続で馬券に絡む馬も多数おり、リピーターが活躍する傾向が強い。
昨年の1着馬ダイメイプリンセス、2着馬のラブカンプー、3着馬のナインテイルズは今年も全頭が参戦予定となっており、リピーター馬の出番は今年もありそうだ。中でも、昨年の勝ち馬のダイメイプリンセスは毎年夏の時期に調子を上げてくる馬で、夏競馬初戦のここは期待度も高い上に、新潟の芝1000mは2戦2勝と得意な舞台でもある。
鞍上は前走の池添騎手からM.デムーロ騎手へと乗り替わりとなるが、3月はオーシャンSと高松宮記念に騎乗して10着、16着といずれのレースも大敗しており、コンビ成績は芳しくない。ただ、ミルコ騎手自身はアイビスSDはこれまで3戦して連対率は100%(2-1-0-0)と好成績で、同競走との相性は抜群だ。
斤量は前走からマイナス2キロの55キロ、得意な直線競馬、そして鞍上は同競走2勝の実績を持つミルコ騎手と好材料は比較的多く、前走との比較でも全体的に条件は好転となる。
とは言え、今年は4戦して全てのレースで掲示板外と凡走が続いているダイメイプリンセス。鞍上のミルコ騎手も連敗続きで最近は大人しく、平場でも重賞でも目立った活躍が見られない。コーナーが無く、小細工無用のアイビスSDなら思い切った競馬もできるだろう。ここは人馬ともに、得意な舞台で復活Vを果たすチャンス。連覇達成を期待したい。