【レパードS予想2019】3歳ダート重賞の最終戦!デルマルーヴルやヴァイトブリックなど出走予定馬を考察

3歳馬限定で行われる今年最後のダート重賞「レパードステークス」が4日、新潟競馬場で行われます。2009年に勝ったトランセンドや2012年に勝ったホッコータルマエ、2016年の2着馬のケイティブレイブなどがその後ダートG1競走で勝利していることからも、ダート界の登竜門と言ってもいいレースでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

デルマルーヴル(牡3、戸田博文厩舎)

今年は中央のヒヤシンスSで3着に善戦し、UAEダービーで4着、大井のジャパンダートダービー(JDD)で2着と中央・地方・海外と幅広く活躍しているデルマルーヴル。安定感のある先行力が武器で、様々な条件でも好走してくれているように、どんな条件でも力を発揮してくれる点は魅力です。新潟の舞台は初となりますが、あまり大きな割引材料にはならなそうです。距離的には前走のJDDの2000mがやや長かったという印象があったので、今回1ハロンの短縮は好材料で、叩き2戦目である点もプラス。今回はメンバーが強化されるのと、騎手が吉田隼人騎手へと乗り変わる点がポイントとなりそうです。

ヴァイトブリック(牡3、和田正一厩舎)

今年初戦のヒヤシンスSではデルマルーヴルを降して2着に好走し、続く兵庫チャンピオンSでも2着に好走。前走のユニコーンSでは初の中央重賞で4番人気に推されるも、11着に大敗してしまいます。前で競馬をして好走してきた馬でしたが、前走はスタートで出遅れてしまい、後方からの競馬となってしまったことが敗因と言えるでしょう。あとは馬体減りがここ2戦続いているので、状態に不安があった可能性も高そうです。本来の力を発揮できればここでも好勝負は十分できる1頭なので、まずは馬体重や追い切り内容を注視して走れる状態かどうかを判断したいところです。

サトノギャロス(牡3、西園正都厩舎)

今年1月にデビューし、春は順調に未勝利・1勝クラスと勝ち進んでいきましたが、初の重賞戦となったユニコーンSでは例の禁止薬物問題に引っかかり残念ながら除外となってしまいました。仕切り直しとなった前走の清里特別では、外から上がり最速の脚で差し切り古馬との初対戦を制しました。これまで先行して勝ってきた馬だっただけに、競馬の幅を広げた一戦でもあったと感じます。ただ、短いところを走ってきている馬ですので、今回は2F延長がカギとなりそうです。控える競馬も出来るのならある程度の距離はこなせそうですが、まだ未知な部分もあるので今回どういった競馬をするのかが見どころとなりそうです。