【小倉記念2019予想】小倉の馬場傾向は?先週の芝レースの脚質別・枠順別成績

先週に夏の小倉競馬が始まり、いよいよ夏競馬も本格化してきました。開催2週目となる今週末はサマー2000シリーズの第3戦目「小倉記念」が開催されます。先週は雨も降らず良馬場で開催することができましたが、開幕週の馬場はどのような傾向があったのでしょうか。今回は、先週の27日(土)と28日(日)の2日間で行われた小倉の芝レース全てを対象に、傾向を分析してみたいと思います。

■「逃げ馬」が好成績

脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 4 2 1 8
先行 9 9 4 34
差し 1 3 9 62
追い込み 1 0 1 56
マクリ 0 1 0 0

脚質は、「逃げ馬」と「先行馬」の好走が目立っております。とくに「逃げ馬」の好走率が高く、勝率(26.7%)・連対率(40%)・複勝率(46.7%)の全てがトップで好成績です。複勝率は46.7%と高く、ほとんど2頭に1頭は馬券圏内に入っているようなかたちです。

ただ、小倉記念の過去10年のレース傾向では「逃げ馬」の成績が不振です(逃げ馬の成績:0-0-2-9)。2000mという距離を逃げ切るほど高い能力を持った馬が出走すること自体が少ないので、レース傾向を重視するなら「逃げ馬」は強くは狙い難いところです。先週の小倉は新馬戦や未勝利戦も多かったので、どうしてもレース傾向と比較すると差が出てきてしまいますが、小倉記念のレース傾向でも「先行馬」の成績は良いので、基本的に前で競馬をする馬は注視したいところです。

■「2枠・4枠」が好成績

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 0 0 18
2枠 4 0 1 17
3枠 2 1 2 14
4枠 4 3 2 16
5枠 1 2 4 19
6枠 0 5 2 21
7枠 1 1 1 26
8枠 2 3 3 24

枠番にはまだ極端な内外の有利不利は見られませんが、「2枠」と「4枠」の勝率と連対率が高くなっており、内目の枠がやや優勢です。ただ、「1枠」は3着内が1回のみとなっており、すこぶる成績が悪いです。1枠の好走率の低さは小倉記念の過去10年のレース傾向でも見られる傾向ですので(1枠の成績:0-0-2-12)、データを重視するなら1枠は強くは狙い難いところです。レースの傾向では「3枠」の好走率が高いので、1枠を除けば内枠は好走傾向にあると言えるでしょう。

そもそも小倉競馬場は平坦で小回りで直線も短く、「逃げ・先行馬」そして「内枠」との相性が良いコース形態となっております。開幕週の良馬場ということも相まって、いずれも好走率が高まっていると考えられます。

ということで先週の小倉の芝は「2枠・4枠」の「逃げ馬」が好走傾向にありました。小倉記念の過去10年のレース傾向では「3枠」の「先行馬」が好走しているので、とりあえず「2~3枠に入った先行馬」は警戒しておきたいと思います。

今年はタニノフランケルやノーブルマーズ、カフェブリッツやシャイニービームあたりが先行しそうですが、このあたりの馬は枠順を見て最終的に取捨を判断したいと思います。

今週も週中は晴れが続いており、馬場が重たくなるような天候不良はありませんでした。週末の予報も晴れとなっておりますので、引き続き良馬場での開催となる可能性は高そうです。果たして今週も「先行・内枠」が好走するのか?枠順や馬場の情報が分かり次第、さらに予想を詰めていきたいと思います。