波乱は少ないレースですが、今回は関屋記念で注目している穴馬を1頭紹介したいと思います。その馬は「リライアブルエース」、今年6歳になるディープインパクト産駒です。
昨年の関屋記念にも出走しており、2番人気に推されるも結果は6着でした。昨年はスタートは上手く出しましたが、無理せず中団に下げ、3~4コーナーも後ろをまわって直線へ。序盤で追い出されるもジリジリとしか伸びずに6着という内容でした。
馬場は軽く、スピードが求められる時計勝負となってしまったこと、淀みないペースで流れたことが敗因であると考えます。高速馬場は同馬にとって好材料ですし、勝ち馬のプリモシーンのすぐ後ろとポジション的にも絶好でしたが、3コーナーあたりでは促しながらまわっており、追走に苦労したところもありました。
昨年の中京記念は流れてましたが軽ハンデに恵まれた部分もありますし、前走の福島テレビOPもある程度流れてましたが、メンバーに恵まれたところもありました。ペースが流れるかどうかと、メンバーのレベルはどの程度かというところが取捨のポイントとなりそうです。
今年の関屋記念は明確な逃げ馬が不在ですし、例年のような流れる展開となる可能性は低そうです。リライアブルエースはディープ産駒としては珍しい持久力タイプで、後ろすぎないポジションから長く良い脚を使える馬です。新潟の長い直線なら持ち味も発揮しやすいはずです。うまく脚をためることができれば、今年のメンバーが相手なら見せ場は十分作れるでしょう。
過去の重賞成績からも人気はそこまでつかなそうですし、妙味も十分ありそうな今回は“買い”と見ます。