14日に、札幌記念に出走する馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。
ブラストワンピース(牡4、大竹正博厩舎)
8/14(水)函館・芝(良)5F64.9-4F49.4-3F36.1-1F11.8(強め)
川田将雅騎手を背に函館芝で2頭併せ。僚馬のロジシルキー(牝3、2勝クラス)を4馬身ほど追走し、直線は内からじわじわと差を詰めていき、追い出してトップスピードにのると一気に突き放して1馬身先着した。1週前も函館芝で一杯に追われて5F65.3-1F12.2をマークし、負荷もかけられている。首がやや高く動きも大きかったが、パワーのある走りは洋芝との相性も良さそうだ。力は出せる状態にある。
クロコスミア(牝6、西浦勝一厩舎)
8/14(水)札幌・ダート(良)5F68.1-4F452.1-3F37.9-1F11.8(馬なり)
札幌ダートで単走。時計はそこまでだが、終始外を回ってのものであり、ラストは1F11.8秒と好時計をマーク。馬なりから直線ラストで軽く気合いをつけられ、軽めの動きで駆け抜けた。1週前に札幌ダートで5F67.9-1F12.3秒の好時計をマークしており、先週の時点で態勢は整っている感がある。デキは昨年以上と見る。
ワグネリアン(牡4、友道康夫厩舎)
8/14(水)札幌・芝(良)5F69.1-4F452.4-3F37.9-1F11.7(馬なり)
福永祐一騎手を背に札幌芝で単走。軽めの内容で時計も出ていないが、軽快なフットワークにリズムある走り、足捌きのスムーズさなど、時計以外の動きの部分で良さが目立った。滞在競馬の初めはややテンションが高かったということで、最終追いはソフトなものとなった。これまでハミを噛んで行きたがるような追い切りが多かったが、今回はリラックスしながらも動きの良い走りを見せており、馬が変わってきている可能性が高い。