【日本ダービー2016予想】2400mへの距離適性(2)・リオンディーズとディーマジェスティなどのジャッジは?!

1冠目の2000mにて行われる皐月賞よりも400m距離延長する日本ダービー。東京競馬場の長い直線コースと坂を越えた先にこそ栄光の見えるレースで、凌ぎを削る熱い戦いである。そして、近年の勝ち馬と言えば、ドゥラメンテやワンアンドオンリー、オルフェーヴル。やはり、中山の2000mとは全く違う舞台で、求められる資質も変わってくる。もちろん、瞬発力は必須項目と言えるだろうし、持続性のある脚や坂を越えるパワー、自在性も必要であろう。ただ、オークス同様に最も気になる点と言えば距離適性。3歳の5月の時点で距離を見分けるのは非常に難しい。また、菊花賞までとは言わないが、1600〜2000mがベストの馬にとっては相当厳しい舞台であろう。さらに、このレースによって秋の戦う舞台が変わり、天皇賞(秋)へと進む馬もいれば菊花賞を目標にする馬も出てくるだろう。よって、今回も先週同様に距離適性に着目したい。

言わずもがなであるが、今回4強と評されている馬は以下の4頭である。①サトノダイヤモンド(ルメール騎手)、②ディーマジェスティ(蛯名騎手)、③マカヒキ(川田騎手)、④リオンディーズ(Mデムーロ騎手)。

まず、①サトノダイヤモンドは前走の皐月賞で1番人気に支持されるも、直線の不利などもあって3着に惜敗。しかし、2ヶ月のブランクがあった上に自ら動く競馬だった事を考えれば、東京2400mでゆったり走れれば巻き返しがあっても不思議ではないだろう。そして、②ディーマジェスティは3強対決の前評判を覆す圧勝劇で、外枠を物ともしない見事なG1制覇。こちらも叩いた上積みが見込めそうで、東京に戻ってさらに良さが出そうなタイプだ。次に、③マカヒキは前走初めての黒星となったが、3着以降とは着差をつけた。また、脚を余した感じもあるレース内容で、2400mに延びて同じ脚を使えるかがキーポイントとなるだろう。最後の④リオンディーズはここ2走ともにチグハグな競馬で、折り合い面に進展はない。となると、やはり距離が最大の不安要素として挙げられそうで、戦法にも注目が集まる。

注目の4頭の距離適性は?!4強で崩れるのはどの馬だ?!

ここからは距離に焦点を当てて4頭を詳しく解説する。先週、距離適性の見る上で必要な点は3つと書いたが、①馬体②血統③走法の3点を覚えているだろうか。まず、①サトノダイヤモンドと③マカヒキは似たような馬体をしており、ディープインパクトらしさが出ている。また、マカヒキは全姉にウリウリを持つ血統であるが、父ディープインパクト母父フレンチデピュティはショウナンパンドラと同じ配合で、距離には全く問題ない。どちらも東京2400mに替わったとしても、フルに力を発揮できるだろう。一方で最も心配なのが、④リオンディーズである。折り合い面ももちろんであるが、馬体面にやや不安がある。さらに、朝日杯FSや前走のような持久力勝負の方が合うタイプなので、今回のような上がり勝負が見込まれるレースはマイナスと言える。また、②ディーマジェスティに関しては、①と③とは違うタイプのディープインパクト産駒でやや渋め。距離は問題ないであろうが、③リオンディーズと同じく、瞬発力勝負となった場合は割引が必要だろう。

また、上記には取り上げなかったが、ロードクエストやアジュールローズ、プロフェットは2400mへの距離延長が厳しそうである。特にロードクエストに関しては、皐月賞などの内容を見てもベストは1600m。初の2400m組では以上の3頭をバッサリ切りたいと考えている。一方で、既に2200m以上を経験しているヴァンキッシュランやスマートオーディンなどは問題なさそうなので、その辺りは実力面などを中心に皐月賞組と比較した上で予想を考えたい。

以上、先週のオークス同様に距離適性を中心に注目馬を見ていった。ただ、先週のように当落線上の馬が多い訳ではなく、2400mの距離をこなせる馬が多い印象を受ける。よって、最終的には直線からの力勝負となりそうで、4強+2頭の戦いが非常に楽しみである。