名馬の“たてがみ”切り取られる被害相次ぐ、93年のダービー馬ウィニングチケットも

15日、北海道日高町の「ヴェルサイユファーム」で余生を送るタイキシャトル(25歳)とローズキングダム(12歳)が、放牧中に何者かにたてがみを切り取られる被害があり、同牧場は北海道警門別署に被害届を提出した。

また、18日には北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジ・アエル」で余生を送るウイニングチケット(29歳)も、同様にたてがみを切り取られる被害にあっていたことが判明した。同牧場は同日、道警浦河警察署に被害届を提出した。

フリーマーケットアプリ「メルカリ」にウィニングチケットのたてがみと称するものが出品されていることも判明しており、出品目的で切り取られた可能性が高いと見られている。なお、現在は削除されている模様。

今後の牧場見学については、うらかわ優駿ビレッジ・アエルは牧場が道路に面していることもあり、完全に禁止にすることは難しいとして見学を禁止する発表は出していないが、ヴェルサイユファームは馬の安全面を考え、当面見学を中止することを15日に発表しており、すでに予約をしている方については個別に対応するとした。