【スプリンターズS予想2019】前残り?差し有利?中山の馬場傾向を脚質別・枠順別で分析

中山競馬は今週で開幕4週目に突入です。開幕週の京成杯オータムハンデキャップはコース&レースレコードでの決着となり、2週目も重馬場のわりには速い上がりも意外と出ており、先週もオールカマーでスティッフェリオが逃げ切り勝ちを果たし、高速馬場はまだ継続中という印象を受けました。

今週はいよいよ秋のG1シーズン開幕戦となる「スプリンターズステークス」です。高速馬場は歓迎な陣営もいることでしょうし、今週末まで高速馬場傾向は続くのかどうか。予想するファンにとっても非常に気になるところです。ということで今回は、先週の21日(土)、22日(日)で行われた開幕3週目の中山の芝レース全てを対象に現在の中山の馬場傾向を分析し、レースの予想に役立てたいと思います。

■「前残り」再び!

開幕2週目の中山の馬場傾向は「先行」の好走が多く、引き続き前残り傾向が見られましたが、開幕週と比較すると「差し」が増えており少しずつ差しも届き始めている結果も見られました。しかし先週の結果を見てみますと、勝ち馬12頭中10頭が「逃げ・先行」となっており、ここへ来てまた前残り傾向に戻っております。

好走率ベースでは「逃げ」が勝率(25%)・連対率(41.7%)・複勝率(50%)の全てにおいてトップとなっております。逃げ・先行が2週目のデータから好走率を上げているのに対し、「差し」は勝率が5.6%→1.8%、連対率が13.5%→10.5%、複勝率が20.2%→17.5%と全てが下がっており、とくに勝率を大きく下げております。

先週は前残りを警戒して馬券を的中させたファンも少なくないのではないでしょうか。今週も中山は雨も降らず、週末は良馬場開催が予想されます。引き続き前残りには警戒しておく必要がありそうです。

脚質別データ(9/14~9/16)

脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 3 2 1 6
先行 7 4 6 22
差し 1 5 4 47
追い込み 1 1 1 42
マクリ 0 0 0 0

■「4・5枠」が好走傾向に

開幕2週目の中山の馬場傾向では、「4枠」が最多の6勝を挙げ、勝率と連対率がトップでした。3週目も「4枠」が3勝を挙げ、勝利数は最多で勝率(15.8%)と複勝率(31.6%)がトップです。あとは「8枠」が勝利数こそ1勝のみですが、2着は4回と多く、連対数が最多で連対率(22.7%)がトップです。3着内の回数は「5枠」が最多で、複勝率は「4枠」と同率トップです。

「4枠」と「5枠」は2週目も好走率が高かったですし、スプリンターズSの過去10年のデータ・傾向でも「4枠」が勝利数が最多で勝率と連対率がトップとなっております。引き続き「4枠」・「5枠」を中心に真ん中の枠は好材料として捉えたいと思います。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 0 13
2枠 2 1 3 11
3枠 1 0 1 16
4枠 3 0 3 13
5枠 2 2 2 13
6枠 1 3 0 17
7枠 1 1 3 17
8枠 1 4 0 17