2日に、毎日王冠に出走する馬の最終追い切りが行われた。今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみた。
ダノンキングリー(牡3、萩原清厩舎)
10/2(水)美浦・南P(良)5F66.2-4F52.2-3F38.3-1F12.0(馬なり)
美浦の南Pで2頭併せ。僚馬のデュアルマンデート(牡4、1勝クラス)を5馬身追走する形でスタートし、序盤は緩やかにスタート。折り合いもスムーズで、4コーナーで内から並びかけると、直線では鞍上が持ったままでラスト1F12秒0をマークし併入でフィニッシュ。1週前は南Wで一杯に追われて5F64.7-1F12.7をマークし、併せ馬にも遅れる内容だったが、最終では変わり身を披露し良化してきた。
ギベオン(牡4、藤原英昭厩舎)
10/2(水)栗東・CW(やや重)6F85.8-5F68.2-4F51.6-3F37.0-1F11.7(馬なり)
岩田望騎手を背に栗東のCWコースを2頭併せ。僚馬のフランドル(セ6、2勝クラス)を2馬身追走。コーナーで内から一気に差を詰めると、直線で馬体を並べ、ラスト11秒7の脚で併せ馬に1秒5先着し僚馬を圧倒。1週前はCWコースで6F81.4-1F12.2をマークし併せ馬に遅れる内容だったが、最終ではしっかりと加速ラップを踏み、良化を見せてきた。
アエロリット(牝5、菊沢隆徳厩舎)
10/2(水)美浦・坂路(良)4F51.6-3F38.2-2F25.7-1F13.1(馬なり)
菊沢調教師を背に美浦の坂路を単走。終いは甘くなったが、全体時計は好時計。前を走る僚馬と距離をあけ、離れた位置から目標にするかたちで追い切られた。1週前は津村騎手が手綱を握り、WCコースでダイワキャグニー(牡5、オープン)と併せた。10馬身ほど追走し、コーナーで外をまわり6F80.9-1F12.1をマークし、併入でフィニッシュ。1週前は好内容で負荷もかかっており、順調な調整ができている。