本日2016年6月1日(水)浦和競馬場11Rで開催の「さきたま杯」(JpnⅡ)。交流重賞として創設され今回で20回目を数えます。出走馬12頭中JRAからはホワイトフーガ、ベストウォーリア、ドリームバレンチノ、コーリンベリーの4頭が出走します。いずれもJpnⅠを制した強豪揃いで、同レース過去19回中JRA勢が17回の優勝をしており、地方勢にとっては厳しい情勢が続いております。
例年通りならば軸は中央4頭の中から選ぶことになりますが、その中でも注目したいのは1400mの距離適性がもっともありそうなベストウォーリア。各馬1400mでの優勝自体は経験があるため適性はもちろんあるのですが、その中でもベストウォーリアの勝利の質が高いと思われる要因としては2年連続優勝しているプロキオンSが中央GⅢでレベルが高いというのもありますし、何よりもコーリンベリー、ドリームバレンチノ両馬を下しているという点が大きいです。連覇ということもあり、フロックと考えるよりはこれが実力であると見るほうが自然でしょう。
一方で怖いのがホワイトフーガ。牝馬とはいえ侮れないのは優勝した昨年のJBCレディスクラシックではチャンピオンズカップ勝ち馬のサンビスタを下している点。後のフェブラリーSでは10着と、ベストウォーリア4着の後塵を拝する結果となりました。1800mから1600mへの距離短縮の影響とみるならば、1400mでもやはりベストウォーリア有利か。
注目の地方馬ソルテ
上記JRA4頭でコンビネーションを組んでは交流重賞の面白みがありません。そして、面白みだけではなく、紐として外せないどころか軸としても要注目なのがソルテ(6牡)です。オープン競争7連勝を経て挑んだ前走かしわ記念では惜しくも2着となりましたが、ベストウォーリア3着よりも先着しています。
昨年のさきたま杯でもOP勝ち続きだったリアライズリンクスが2番人気で出走し3着に食い込む活躍をみせました。例年を見ても、優勝こそ中央勢が多いものの、2着、3着にはしっかりと地方有力馬が食い込んでくることが多いため、馬券を中央勢だけで固めるのは要注意です。