【秋華賞2019予想】前残り?差し有利?京都の馬場傾向を脚質別・枠順別で分析

先週から京都競馬が開催。開幕週は晴れて良馬場で行われましたが、今週末は大型の台風が週末に接近するということで、レース当日の馬場状態が懸念されるところです。直撃すれば開催も危ぶまれるレベルの大型台風のようですが、近畿地方に接近するのは12日となりそうで、秋華賞が開催される13日には通り過ぎている可能性が高そうです。何れにせよ、前日の12日には間違いなく雨が降るので、翌日にどの程度影響が残るのかはチェックしておきたいところです。

今回は先週の京都の馬場傾向を把握するため、5日(土)と6日(日)で行われた京都の芝レース全てを対象にまとめた「脚質」と「枠順」のデータから、馬場傾向を分析してみたいと思います。

■「前残り」

脚質は、「先行」が最多の8勝を上げており、連対数と3着内の回数も最多です。好走率ベースにおいては、「先行」が勝率トップ(19.0%)で、「逃げ」が連対率(50.0%)と複勝率(58.3%)でトップとなっております。

京都大賞典では逃げたダンビュライトが2着、3番手から進めたドレッドノータスが勝利しており、開幕週らしい“前残り”馬場でした。

脚質別データ(10/5~6)
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 2 4 1 5
先行 8 4 1 29
差し 1 2 6 46
追い込み 1 2 3 36
マクリ 0 0 1 1

■「7枠」が好成績

枠順は、勝利数は「1枠」と「7枠」が3勝ずつを挙げており最多タイで、連対数は「7枠」が最多で、3着内の回数は「7枠」と「8枠」が最多タイです。好走率ベースでは、「1枠」が勝率トップ(18.8%)で、「7枠」が連対率トップ(27.3%)、「3枠」が複勝率トップ(33.3%)となっております。

「7枠」は数も多く好走率も高く好成績です。「8枠」も勝利数こそ1勝のみですが、2・3着の数は多く、全体的には外枠の好走が目立っております。秋華賞の過去10年の傾向でも「7枠」が最多勝利数を挙げており、レース傾向的にも「7枠」は要注意。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 3 0 0 13
2枠 0 1 2 14
3枠 2 1 3 12
4枠 2 0 1 15
5枠 1 2 2 13
6枠 0 2 0 17
7枠 3 3 1 15
8枠 1 3 3 19