【菊花賞2019予想】前残り?差し有利?京都の馬場傾向を脚質別・枠順別で分析

京都は今週で開催3週目。日曜のメインレースは3歳クラシックの最終戦「菊花賞」です。長距離適性が問われるレースですが、馬場次第では長距離が向かなさそうな瞬発力タイプが上位を占めるケースもあります。

先週は大型台風の影響で稍重となり、柔らかい馬場という印象がありました。ということで、今回は先週の京都の馬場傾向を把握するため、10/12~10/14で行われた京都の芝レース全てを対象に、「脚質」と「枠順」のデータから馬場傾向を分析してみたいと思います。

■引き続き「先行」優勢も、「差し」決まるように

京都競馬場の開幕週では「前残り」な傾向が見られましたが、2週目はどうでしょうか。脚質は「先行」が最多の8勝を挙げており、連対数・3着内の回数も最多です。好走率ベースにおいても、「先行」が勝率(13.1%)・連対率(26.2%)・複勝率(41%)と全てにおいてトップです。引き続き前で競馬をする馬を注視したいところです。

ただ、開幕週は1勝しかしていなかった「差し」も、先週はだいぶ決まるようになってきました。台風の影響で馬場もいくぶん柔らかくなっていた印象もあったので、金・土と雨予報の今週も馬場状態は要チェックです。

脚質データ(10/12~10/14)
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 2 2 0 13
先行 8 8 9 36
差し 6 5 5 55
追い込み 0 1 2 51
マクリ 0 0 0 1

■「内枠」が不振

枠番は、最多勝利は「6枠」と「7枠」の3勝。連対数と3着内の回数は「4枠」が最多です。好走率ベースでは、「6枠」が勝率トップ(10.3%)で、「4枠」が連対率(30.4%)と複勝率(43.5%)でトップです。

真ん中から外はまずまずの成績ですが、「1枠」と「2枠」は1勝ずつとなっており、内枠が不振です。雨や風で荒れ、日差しなどで馬場も乾燥が進み、内の芝も少しずつ荒れてきた可能性があります。今週は金・土が雨予報なので、内側の路面の荒れ具合はとくに注意しておきたいところです。

枠番データ(10/12~10/14)
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 3 14
2枠 1 3 1 17
3枠 2 0 3 17
4枠 2 5 3 13
5枠 2 1 1 21
6枠 3 2 0 24
7枠 3 3 1 26
8枠 2 1 4 25