ホープフルSのステップレースに指定されている「東京スポーツ杯2歳ステークス」が16日、東京競馬場で開催される。各馬同レースへ向けた最終追い切りが行われた。キャリアの少ない2歳戦なだけに、追い切りの時計や内容は各馬を評価する上で重要な判断材料となるだろう。ということで今回は、1週前の調教内容やタイムと比較し、とくに最終追い切り内容の評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
コントレイル(牡2、矢作芳人厩舎)
11/13(水)栗東・坂路(良)4F51.9-3F37.3-2F24.6-1F12.4(馬なり)
栗東の坂路で単走。馬なりで折り合い重視と軽めの内容だったが、時計は出ている。1週前には坂路で4F51.1-3F37.3-2F25.0-1F13.0の自己ベストをマークしているが、最終もこれに近い時計を出しており、ここまで順調に来ている。やや行きたがるところがあるが、追われてからの反応も良く、楽な手応えで上がってこれており、成長部分も多い。
リグージェ(牡2、木村哲也厩舎)
11/13(水)美浦・南W(良)5F69.2-4F53.5-3F38.9-1F12.1(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。リグージェは3頭の真ん中で、僚馬に挟まれながら追い切った。序盤から行きっぷりが良かったが、変に崩れることなくしっかりと折り合っていた。直線でも無理なくスムーズに進出しており、ゴール前までハナを譲ること無く併入した。1週前も南Wで3頭で併せており、5F68.8-4F53.7-3F38.5-1F12.2をマークし、先着している。良化の余地もまだありそうで、期待の1頭。
ラインベック(牡2、友道康夫厩舎)
11/13(水)栗東・P(良)6F82.8-5F67.6-4F52.6-3F38.6-1F11.8(馬なり)
栗東ポリトラックで3頭併せ。内の僚馬フライライクバード(牡2、未勝利)とウーリリ(牡3、3勝クラス)を見ながら一番外から進めた。直線では序盤で一瞬前へ出るも、内から交わされて2頭に半馬身遅れた。終始馬なりで、直線で内から交わされても抑えられた。1週前もポリトラックで3頭で併せており、6F81.2-5F65.5-4F50.5-3F37.3-1F11.7の好時計をマークして先着。1週前は突き抜けていたので、最終は調整程度。コンディションは良さそうだ。