JRAの最長レース「ステイヤーズステークス」が今週末、中山競馬場で開催される。芝3600mの長丁場ということで、馬だけでなく騎手の実力も試される舞台だが、今回は中でも追い切り内容の評価が高かった馬3頭をピックアップしてみたので考察してみたい。
リッジマン(牡6、庄野靖志厩舎)
11/27(水)栗東・CW(良)4F52.5-3F38.8-1F12.5(馬なり)
加藤祥太騎手を背にCWコースを単走(レースは蛯名正義騎手)。ゆったりと身体を大きく使ったフットワークで進め、折り合いもスムーズ。直線で追われても反応良く動いていき、伸びて時計もしっかりと出ている。馬体は細めだが、脚取り、反応、ラストの伸びなどどれも文句なし。好状態に仕上がっている。
メイショウテンゲン(牡3、池添兼雄厩舎)
11/27(水)栗東・CW(良)6F82.9-5F66.9-4F52.5-3F38.9-1F12.1(強め)
栗東のCWコースを2頭併せ。僚馬の内から追走して直線で並ぶと、併せた馬に交わされそうになるも、強めに追って半馬身ほどリードを保ったままフィニッシュした。1週前は逆に半馬身遅れたが、最終では先着し、一歩も前を譲らなかった姿勢を評価。根性があり長く良い脚を使えるタイプで、力が出せる状態に仕上がった今警戒しておきたい1頭。
ベイビーステップ(牡5、菊川正達厩舎)
11/27(水)美浦・南W(良)5F68.7-4F53.2-3F39.7-1F12.4(馬なり)
美浦の南Wを単走。ブレも少なくフットワークも軽快で、何より追ってからの反応が速く手応えは抜群。1週前も南Wで強めに追われて併せた馬に先着しており、時計も速い。調教は割と動くタイプではあるが、1週前・最終と良い時計と良い動きが続いている。使われての上積みはちゃんとありそうだ。