早いもので2019年も12月。2歳女王を決める季節となりました。今週は「阪神ジュベナイルフィリーズ」が阪神競馬場で行われます。今年は一体どんな若き乙女たちが揃ったのか?今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される前評判の高い馬を3頭ピックアップしてみました。
リアアメリア(牝2、中内田充厩舎)
前哨戦のアルテミスSを快勝し、重賞初勝利を果たしたリアアメリア。4コーナーでほぼ最後方のポジションから豪快な差し切り勝ちを決める圧巻のパフォーマンスを披露しました。新馬戦では後ろからの競馬を覚えさせるためにワザとスタートを出遅れるというくらい、この馬は前向きさがあります。前走もスローの流れに折り合いを欠いて口を割るシーンも見られました。コントロールがきいてくれば大物になり得るだけに、コンビを組む川田騎手も期待をかける一頭です。
ウーマンズハート(牝2、西浦勝一厩舎)
新潟2歳Sを勝利し、重賞初制覇を果たしたウーマンズハート。高速馬場の影響もありますが、新馬戦と新潟2歳Sはいずれも上がり3F32秒台をマークしての快勝で、決め手の鋭さがこの馬の身上です。今回は初の右回り、鞍上もビュイック騎手へ乗り替わりと新しい条件になりますが、折り合いの心配もなく、好位につけれる競馬が出来るなど競馬センスがあるのは心強い点です。スローの瞬発力勝負になればアドバンテージは高いでしょう。
クラヴァシュドール(牝2、中内田充厩舎)
前走のサウジアラビアRC・2着のクラヴァシュドール。直線で一旦先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えましたが、勝ち馬サリオスに突き放され2着に敗退します。しかし、2着でもリアアメリアのアルテミスSより1秒4も速い時計で走っており、上がり3Fも33秒1とかなり速いです。前走は5番手からスムーズに追走できており、折り合いも問題なく、他の上位人気2頭よりもさらに前で競馬ができる点は魅力です。
他にも、ファンタジーSを勝ったレシステンシアや、同4着のヤマカツマーメイドなど、期待の若き乙女たちが揃いました。阪神ジュベナイルフィリーズは12月8日(日)に、阪神競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。