牝馬限定のハンデG3「ターコイズS」が14日、中山競馬場の芝1600mで行われる。今回は、追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
シゲルピンクダイヤ(牝3、渡辺薫彦厩舎)
12/11(水)栗東・坂路(良)4F52.9-3F38.1-2F24.2-1F11.8(強め)
渡辺調教師を背に坂路で単走。序盤は馬なりで外へヨレるようなところも見られたが、追われてからは鋭く反応し、加速ラップも良く、抜群の切れ味で駆け抜けた。1週前は和田騎手が跨りCWで6F80.3-3F38.6-1F12.5の好時計をマークしており、好調ぶりが伺える。脚元に不安があった春とは違い、ここまで動けているのは好気配。これまで以上に力を出せる状態にありそうだ。
コントラチェック(牝3、藤沢和雄厩舎)
12/11(水)美浦・南W(やや重)5F70.1-4F54.5-3F40.1-1F11.9(馬なり)
美浦の南Wを3頭併せ。一番外をほぼ馬なりで先行し、直線では後続2頭が内から馬体を並べてくるが、一歩も譲らずそのままクビ差先着した。騎手が手綱を抑えていたが、それでも立派なタイムをマーク。1週前はマリーンムーン(牝4、オープン)と併せて遅れたが、ゴール前は自らハミを取っていくなど、前向きな姿勢も見せている。折り合いだけが心配だが、スピード能力はやはり高い。
エスポワール(牝3、角居勝彦厩舎)
12/11(水)栗東・坂路(良)4F52.8-3F38.2-2F24.7-1F12.4(強め)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬の内から馬なりで追走し、ラストは強めに追われて半馬身遅れた。相手には遅れを取ったが、前に馬がいたことや、体重が重そうな騎手を乗せていたことを考えれば遅れたことはそこまで気にしなくて良さそう。そんな中でこの好時計をマークしたのはなかなかで、びっしりと負荷をかけられた。1週前にはデムーロ騎手が跨り、CWで6F82.9-3F37.8-1F12.8の好時計をマークしており、明らかに良化が感じられる。