中央は28日で締めますが、地方は31日まで開催。正真正銘今年最後のG1を飾るのは、29日に開催される「東京大賞典」となります。今年最後のG1ホースは果たしてどの馬か?今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
ゴールドドリーム(牡6、平田修厩舎)
前走のチャンピオンズカップではクビ差の2着に敗れましたが、これでG1・10戦連続馬券圏内を果たし、10戦中9戦は2着とトップレベルのレースでも安定感は抜群。東京大賞典は昨年2着に入線しており、帝王賞も優勝実績があるように、大井2000mの実績は十分。長らくダート界を牽引してきたダート王もこの東京大賞典後に引退が決まっており、同レースがラストランとなります。昨年は新星オメガパフュームに敗れましたが、ラストランでリベンジを果たして有終の美を飾るのか?それとも王者の座を譲っての引退となるのか?王者の走りに注目です。
オメガパフューム(牡4、安田翔伍厩舎)
昨年の勝ち馬で、今年は帝王賞も優勝。昨年のジャパンダートダービー・2着も含めて大井2000mは3戦全てで連対しており、好相性の舞台です。前走のチャンピオンズカップでは世界の名手・L.デットーリ騎手とのコンビで臨むも6着敗退。昨年のチャンピオンズカップも5着で、今年のフェブラリーSでも10着に大敗しているように、左回りの競馬ではリズムが悪くなり末脚が不発に終わることもしばしば。今回は得意のコースに替わりますし、鞍上がデビューから手綱を握る主戦のM.デムーロ騎手に手綱が戻る点も好材料。巻き返しが期待されます。
ケイティブレイブ(牡6、杉山晴紀厩舎)
昨年は3着に入線し、一昨年も3着で2連続で3着となりました。大井は帝王賞の優勝実績もあり、6戦して全て馬券圏内と好相性の舞台です。例年中央・地方の大きなレースには必ず顔を出してきたG1常連馬でしたが、今年は3月のドバイワールドカップをせん痛で回避し、その後も腸捻転の手術で秋までの長期休養を余儀なくされました。11月の浦和記念でようやく復帰し、御神本訓史騎手との初コンビでこれを制し復活Vを果たしました。代打騎乗にも関わらず好位抜け出しの好騎乗を見せた御神本騎手とは、東京大賞典でもコンビ継続となります。叩き2戦目で上積みも期待できる今回は、連続Vも期待できそうです。
他にも、今年大井のサンタアニタトロフィを優勝したノンコノユメや、そのノンコノユメを勝島王冠で2馬身突き放して優勝したモジアナフレイバーなど、ダート界のトップクラスの馬たちが集結。どの馬が年末最後の大一番を制するか注目が集まります。東京大賞典は12月29日(日)に、大井競馬場の第10Rで実施。発走時間は15時40分の予定。