中央競馬は全てのレースが終了し、地方競馬の年末の祭典である東京大賞典も終了。重賞は年明けの金杯レースを待つのみとなりましたが、今回はひと足早く金杯レースの出走予定馬を考察してみたいと思います。
「金杯で乾杯」するためにも、ここはキッチリ的中させて気持ちよく2020年の競馬をスタートさせたいところです。ということで、今回は西の金杯レースである「京都金杯」の出走予定馬の中で、上位人気が予想される有力馬3頭を考察してみたいと思います。※馬齢は年明け後の年齢となります。
カテドラル(牡4、池添学厩舎)
今年は春のアーリントンカップで2着、NHKマイルカップでも3着に好走するなど、G1でも活躍したカテドラル。前走のマイルチャンピオンシップでは直線で挟まれる不利がありながら上がり最速33秒4の脚で追い込み、勝ち馬と0.5秒差の6着に善戦しました。後方インでロスなく運び、直線はややスムースさを欠きましたが、馬群をよく伸びる強い競馬でした。今回はメンバーの格も一気に下がりますし、叩いた上積みも見込めます。あとは流れさえ向けば突き抜けてくれそうな気配があります。
ダイアトニック(牡5、安田隆行厩舎)
秋初戦のスワンステークスを1番人気で制し、重賞初制覇を飾ったダイアトニック。今年は6戦4勝と好成績ですが、勝利したレースは全て1400mでのもの。前走のマイルチャンピオンシップでは得意の末脚も不発に終わり、10着に大敗しました。京都マイルは比較的スローで進みがちで、3コーナー手前の坂の登りで息が入るような流れが多ので、スワンステークスのようにある程度流れた方がこの馬にとっては良さそうです。ベストはやはり1400mという印象がありますが、相手関係が落ちるG3戦なら対応できそうな気配もします。
ソーグリッタリング(牡5、池江泰寿厩舎)
今年はエプソムカップと関屋記念で3着に好走し、夏競馬で善戦したソーグリッタリング。秋はリステッド競走のカシオペアステークスで1番人気に推されるも、ここでも3着に入線。前走のキャピタルステークスでも4着と善戦しますが、勝ちきれない競馬が続いております。連勝していた春の勢いは止まってしまいましたが、京都コースは8戦中7戦が馬券圏内と相性が良く、得意舞台であるここも大崩れはなさそうです。好不調の波がないタイプなのが強みで、あとは流れさえ向けば重賞タイトルも穫れる存在です。
他にも、リゲルステークス・3着から巻き返しを狙うサウンドキアラや、キャピタルSを快勝したドーヴァーなど、好メンバーが揃いました。京都金杯は1月5日(日)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。