中央競馬最後のG1「ホープフルステークス」へ向けて、各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
オーソリティ(牡2、木村哲也厩舎)
12/25(水)美浦・南W(良)5F67.9-4F52.6-3F38.6-1F12.4(馬なり)
池添謙一騎手を背に南Wで3頭併せ。外のゴールデンブレイヴ(牡6、オープン)を3馬身追走し、内のフレッチア(牡4、3勝クラス)を3馬身後ろに置き、馬なりで最先着。コーナーからペースを上げ、折り合いながらスムーズに加速し、直線では上々の反応で真ん中を突いて楽々と1馬身先着した。動きも時計も良く、好仕上がりをアピール。
ヴェルトライゼンデ(牡2、池江泰寿厩舎)
12/25(水)栗東・坂路(良)4F54.1-3F39.4-2F25.3-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬のアステロイドベルト(牡2、未勝利)の内を追走し、馬なりのまま2馬身先着した。ゴール前で追われると鋭く反応し、ラスト1Fは12秒0の好時計をマーク。1週前はCWコースで強めに追われて6F81.2-1F11.9の好時計をマークしており、2週前もCWコースを6F82.1-1F12.1としっかり攻めており、負荷がかけられている。調整過程からも状態の良さが伝わる。
コントレイル(牡2、矢作芳人厩舎)
12/25(水)栗東・坂路(良)4F52.1-3F37.5-2F24.5-1F12.3(馬なり)
栗東坂路を単走。終始馬なりで追われてもいなかったが、見た目以上に時計は速い。ゆったりとしたフォームゆえにそう見えたのかもしれないが、流した走りでこの時計なら申し分ない。1週前には福永祐一騎手を背にCWコースで2頭併せで併入しており、時計も6F80.2-1F11.8と6F時計は自己ベストを更新する好内容。前走レコード勝ちの反動もなさそうで、好状態をキープできている。