6月29日(水)は大井競馬場で帝王賞(Jpn1)が開催されます。地方競馬の春の中距離ダート王を決める一戦ですが、今年も中央から多数の強者が参戦しています。
前走のかしわ記念を優勝して連覇を果たしたコパノリッキー、昨年の帝王賞の勝馬でドバイWC以来となるホッコータルマエ、かしわ記念4着から巻き返しを図るノンコノユメなどその他含め合計で7頭のJRA所属馬が出走を予定しております。
例年にも増して中央勢が豪華なメンバーが揃っており中央勢が中心となりそうな気配が漂っております。昨年の帝王賞は地方のエースであるハッピースプリントが3着と健闘しましたが、今年はかしわ記念で7着と凡走し、帝王賞にも登録がありませんでした。今年は地方から大井記念競争(OP)の勝馬ケイアイレオーネや同競走2着のクラージュドールなどが参戦しますが、中央・地方合わせてG1を6勝しているコパノリッキーや、同じく中央・地方でG1・10勝して帝王賞を2度優勝している経験があるホッコータルマエなどを脅かすほどの存在とは言い難いですね。
復活Vで弾みをつけたコパノリッキー、G1連勝に期待
筆者の今年注目したいダート馬ナンバー1でもあるコパノリッキー。もちろんこの帝王賞でもマークは外せない存在です。先月まで鞍上が未定でしたがアウォーディーの回避により主戦騎手である武豊騎手の騎乗が濃厚となり、馬主の「Dr.コパ」こと小林祥晃オーナーも今年は11月にアメリカで開催されるブリーダーズカップへの参戦を示唆していることからも陣営の意欲が感じられます。
近走は凡走が続いていましたが前走のかしわ記念で見事に復活を遂げ、帝王賞へ向けて良い弾みになったという印象です。前走はダートの帝王ホッコータルマエが不在でしたが、今年はダートの本場アメリカ遠征も視野に入れているだけに帝王を下して今後の飛躍へと繋がる年にしたいところでしょう。不死鳥のごとく復活したコパノリッキーのG1連勝、そしてアメリカでの活躍に期待したいと思います!