【函館(土)大沼S】レベルが低いレースの馬券の買い方

今年の大沼Sの登録メンバーを見てみると、前走惨敗組が多い。また新鮮さを感じる馬も特に見当たらない。強いてあげれば桜花賞9着から、ダートに参戦してきたビービーバーレルくらい。父パイロはダート短距離の下級条件で穴を開ける産駒を多数輩出している。平場のダート短距離戦のパイロ産駒は人気に関係なく抑えるのが競馬ファンの間では密かに狙い目となっている。

今年の大沼Sは現段階ではエルムSに成績が直結するとは思えない。本賞金加算お助けレース的な存在。そうはいってもダートのオープン競争。ここでいきなり覚醒する馬がいないとは言えない。急覚醒してモンスタークラスの馬になる可能性もある。ここが難しいところ。本賞金も1着馬しか加算出来ないので、かなりの激戦は予想されるものの、メンバーレベルは戦前の段階では低い。これが1頭の馬が大差勝ちしてもメンバーレベルは変わらず、タイムレベルが高く評価される事になる。

本来であれば両方評価が上がってもおかしくないが、今回の場合は戦前からオープン特別にしてはどうみてもレベルが低い。これは動かしようのない事実。大沼Sを楽しみにしているという競馬ファンは少ない。例年だともう少しいい馬が揃うのだが、今年はかなり小粒。こういったレースは思わぬ大波乱決着になる傾向が高い。人気サイドの馬券に大金を注ぎこむのは非常に危険と言える。その為、仮に人気サイドで決まってもリスクが高い勝負をした事になるので悔やむ事はない。一歩間違えれば大波乱のレースなのだから。