2020年一発目の重賞「中山金杯」が今週5日、中山競馬場で行われる。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
クレッシェンドラヴ(牡6、林徹厩舎)
12/31(火)美浦・南W(やや重)5F68.9-4F53.2-3F39.3-1F12.2(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。僚馬のネオストーリー(牡3、未勝利)を先行させコーナーで内から差を詰めると、直線は序盤から前へ出て突き放しにかかり、馬なりのまま半馬身先着した。1週前には南Wを単走し5F65.9-3F38.0-1F12.2の好時計をマークしており、1週前の時点でかなり仕上がっている。年明け4日には坂路で軽めのキャンターが行われたが、動きを確認する程度の軽めの内容。準備は整っている。
カデナ(牡6、中竹和也厩舎)
1/2(木)栗東・坂路(良)4F53.0-3F38.0-2F24.8-1F12.8(一杯)
栗東坂路を単走。序盤から活気よく登坂していき、強めに追われて反応良く脚を伸ばしてラストは1F12.8をマーク。体重のある騎手が乗っていたこともあってか最後は序盤の勢いも緩んだが、最後まで前向きな気持ちが見られた。1週前は坂路で4F53.5-1F12.4と早い時計も出ており、ここ一月坂路で乗り込まれている。約2ヶ月ほど間隔が空いているが、気配は上向き。
ザダル(牡4、大竹正博厩舎)
12/31(火)美浦・南W(やや重)6F84.3-5F68.5-4F52.6-3F38.1-1F12.4(馬なり)
美浦の南Wを3頭併せ。中ロジペルレスト(牡5、3勝クラス)と併入し、外エアコンヴィーナ(牝5、2勝クラス) に1馬身半差先着した。中の併せ馬の手応えが良く、先着することは出来なかったが、馬なりで最後まで良い動きを崩さなかった。1週前にはマーフィー騎手を背に南Wで5F65.7-1F12.1の好時計をマークしており、順調に仕上げられてきている。