13日(月・祝)の中山メインは3歳牝馬のマイルG3「フェアリーステークス」です。クラシック戦線の牝馬部門の今年最初の重賞ということでキャリアの浅い馬も多く、陣営も手探り状態で出走させるパターンが多いので波乱も多いレースです。波乱多き乙女の重賞戦を制すのは果たしてどの馬か?今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
アヌラーダプラ(牝3、萩原清厩舎)
昨年9月に中山のマイルでデビューしたキングカメハメハ産駒。新馬戦では好位につけ、直線に入って抜け出すと余力を持ちながらノーステッキで突き放して1馬身半差で快勝。2戦目の1勝クラスでは控えて追走し、直線で外へ出されると上がり最速33秒3の末脚で内を交わして快勝。2戦とも大きな着差をつけたわけでもなく、派手なパフォーマンスを披露したわけではありませんが、余力たっぷりでまだまだ底を見せていない点が魅力です。
シャインガーネット(牝3、栗田徹厩舎)
昨年9月に中山マイルでデビューしたオルフェーヴル産駒。新馬戦は先頭の3頭が飛ばしていく中好位からじわじわと差を詰めていき、直線の追い比べで真ん中から抜け出してゴール前猛追した7番人気のシングンバズーカをアタマ差抑えて快勝。続く赤松賞では中団外目から追走し、直線は外目から進出して粘る1番人気のシンハリングをゴール前であっさりと交わして快勝。とくに赤松賞のパフォーマンスは高く、人気馬をしっかりマークしたり抜け出しのタイミングを図れてる点などから、操作性やレースセンスの高さが伺えます。
ダイワクンナナ(牝3、国枝栄厩舎)
昨年11月に東京でデビューしたノヴェリスト産駒。母は桜花賞、有馬記念などG1を4勝した名牝・ダイワスカーレットという血統的な注目度の高い1頭です。新馬戦は好位から進め、直線では手応え良く上がっていくと上がり最速34秒8の脚で後続に3馬身半差をつけて快勝。スタート後はやや掛かり気味で飛ばしましたが、すぐに下げて折り合って好位から進めることが出来ており、その後はスムーズに追走しゴール前は流す余裕もありました。先行して長く良い脚を使って快勝した前走の内容は、フェアリーSへの期待を高める内容でした。
他にも、東京スポーツ杯2歳Sで4着に好走したオーロラフラッシュや、不良馬場での好走実績があるボンオムトゥックなど、面白いメンバーが揃いました。フェアリーSは1月13日(月・祝)に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。