春の飛躍を目指す乙女たちの戦い「フェアリーステークス」が13日(月・祝)、中山競馬場で行われる。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、そんな中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
アヌラーダプラ(牝3、萩原清厩舎)
1/9(木)美浦・南W(やや重)5F68.5-4F53.4-3F39.5-1F11.9(馬なり)
津村明秀騎手を背に(レースはC.ルメール騎手が騎乗)2頭併せ。僚馬のクレディブル(牡5、2勝クラス)を1秒追走し、コーナー手前から一気に差を詰めると、直線は内から勢いそのままに伸びて抜群の手応えで併入した。時計も良く、2勝クラスの古馬を相手に馬なりで楽々と追走して併入できた点も高評価。何より手応えの良さが抜群で、追えば弾けそうな雰囲気があった。
ハローキャンディ(牝3、久保田貴厩舎)
1/9(木)美浦・南W(やや重)5F67.9-4F53.4-3F39.8-1F11.9(馬なり)
南Wを3頭併せ。2頭を3馬身追走する形で進め、コーナーで内から差を詰めると直線で3頭横並びになり併入。騎手の手は動かず終始馬なりで、馬場もやや重たい中でラスト1F11.9秒を好時計をマークしている。ほぼ終いのみで併入とやや軽めの内容だったが、余力十分の手応えのまま僚馬を追い詰めて併入しており、内容は良い。中間の動きも上々で、順調に調整できている印象。
スマイルカナ(牝3、高橋祥泰厩舎)
1/9(木)美浦・南W(やや重)5F67.0-4F52.5-3F38.9-1F12.6(馬なり)
柴田大知騎手を背に南Wを単走。外ラチ沿いを馬なりで駆け抜け、リラックスした走りで折り合いを重視した。余力を残しながらも全体時計は悪くなく、1週前には南Wで5F64.2-4F50.4 - 3F37.6-1F12.6と馬なりで好時計をマークしているので、最終は調整程度にとどめた形。小柄だがフットワークはバネが利いており、素軽さがある。2走前は休み明けでテンションが高かったが、前走は落ち着いて走れた。ここでも落ち着いて臨めれば楽しみな1頭。