牝馬限定のハンデ重賞「愛知杯」が今週土曜、小倉競馬場で行われる。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
サラキア(牝5、池添学厩舎)
1/15(水)栗東・坂路(良)4F53.0-3F38.0-2F24.6-1F12.1(馬なり)
栗東坂路を単走。序盤はゆったりと入り、徐々に加速していき、ラスト1Fは12秒1の好時計をマークしてフィニッシュ。終始馬なりだったが、ラストで鞍上が右手で軽く合図を出すと回転を上げていき、ラストもしぶとく脚を使ってゴールした。前向きさがある中でもしっかり抑えは利いており、精神面の落ち着きも見せた。調教は比較的いつも動くタイプの馬で、今回も気配の良さが目立った。
デンコウアンジュ(牝7、荒川義之厩舎)
1/15(水)栗東・CW(良)6F80.2-5F65.6-4F51.4-3F37.9-1F12.1(強め)
栗東CWを単走。コーナー外をまわって直線強めに追われるとラスト1Fは12秒1をマーク。ここ最近では一番良い内容で、最終追い切りは全体5番時計の好タイム。1週前も自己ベストタイをマークしており、気勢を十分に感じる走りを同レースの追い切りでは見せてきている。メンバー最年長の7歳でトップハンデの56kgと決して楽な条件ではないが、デキ万全の今なら期待したくなる。
レッドランディーニ(牝5、石坂正厩舎)
1/15(水)栗東・坂路(良)4F53.0-3F38.6-2F25.3-1F12.7(強め)
西村淳騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬のバラーディスト(一杯)を内から追走して0.9秒先着。併せた馬が直線で早々に一杯になってしまってラストはほぼ単走のような形になってしまったが、終いは負荷がかけられた。驚くような内容やタイムではないが、普段坂路では僚馬に遅れたり時計もあまり出ないわりに今回は僚馬が一杯になったとは言え普段よりも動けている印象。