クラシックを目指す精鋭が激突する一戦「きさらぎ賞」へ向けて、各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は、追い切り映像やタイム、1週前の追い切り内容などから総合的に好調馬を判断し、その中でもとくに評価が高いと判断した3頭の馬を紹介したい。
グランレイ(牡3、池添学厩舎)
2/5(水)栗東・坂路(良)4F52.5-3F38.0-2F24.5-1F12.1(馬なり)
池添健一騎手を背に坂路で単走。全体時計も速く、後半2Fのラップも速い。好時計をマークしてきた。豪快な脚捌きでアタマもやや高めだが、この馬独自の走り方なのであまり気にしなくても良さそうだ。1週前はCWコースで6F83.7-5F67.4-4F52.8-3F38.9-1F12.0とこちらも時計はまずまずだが、最終でしっかり負荷がかけられた印象。態勢は整った感がある。
サトノゴールド(牡3、須貝尚介厩舎)
2/5(水)栗東・CW(良)6F83.7-5F66.1-4F51.4-3F37.3-1F11.9(馬なり)
幸英明騎手を背に栗東CWコースを2頭併せ。僚馬スワーヴアラミス(牡5、オープン)の内に併せ、直線では相手も譲らず併入した。序盤はゆったりのしまい重点。直線ではスワーヴアラミスも強く追われており、格上のオープン馬に食い下がったことで負荷はかけられた印象。1週前も栗東坂路で一杯に追われて4F53.9-3F38.7-2F25.2-1F12.9をマークしており、2週にわたって負荷をかけられ好時計をマーク。前走時よりも良化を感じる。
アルジャンナ(牡3、池江泰寿厩舎)
2/5(水)栗東・坂路(良)4F53.9-3F39.2-2F25.3-1F12.4(馬なり)
川田優雅騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬ウォルフライエ(牡3、未勝利)を1馬身追走し、内から併せてラスト1Fで1馬身先着した。一杯に追われた相手を手綱を持ったままで楽々と交わして先着しており、フットワークも乱れず軽快。1週前は坂路で4F52.4-3F38.4-2F25.3-1F12.3の好時計マークしながら、まだ余裕がありそうだった。3か月ぶりの実戦となるが、しっかり仕上がっている。