3歳クラシックへ繋がる重要な一戦となる「共同通信杯」へ向けて、各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は、追い切り映像やタイム、1週前の追い切り内容などから総合的に好調馬を判断し、その中でもとくに評価が高いと判断した3頭の馬を紹介したい。
マイラプソディ(牡3、友道康夫厩舎)
2/12(水)栗東・坂路(良)4F50.6-3F37.4-2F25.1-1F12.9(強め)
栗東坂路で単走。前半からスピードは出ており直線も勢いを落とさず登坂し、時計は自己ベストを2秒1も更新する50.6秒をマーク。周りに走っている馬もおらず、坂も一直線にのびのびと走っており、決して無理はしていない走りでこの好内容は立派。1週前は武豊騎手を背にCWコースを3頭併せで追い切り、5F65.7-4F50.3-3F36.5-1F11.9の好時計をマークして先着している。いつも通り1週前に負荷をかけて最終はサラッとという仕上げだが、今回は最終でも動いており状態面は良さそうだ。
ココロノトウダイ(牡3、手塚貴久厩舎)
2/12(水)美浦・南W(良)5F68.0-4F53.3-3F39.6-1F12.1(馬なり)
丸山元気騎手を背に美浦南Wで2頭併せ。僚馬オーヴァーライト(セ5、3勝クラス)を3馬身追走し、コーナーで内から差を詰めて直線で馬体を合わせて併入した。1週前も丸山騎手を背に南Wで併せ馬を行い、5F68.5-3F39.2-1F12.5をマークし1馬身先着。1週前は時計こそ目立たないが外を回って68秒台ならまずまずで、反応や伸び脚も上々だった。馬体も大きくなっているが乗り込み量も十分で、丸山騎手も熱心にコンタクトを取っている。地力強化もうかがえ、気配は良好。
ダーリントンホール(牡3、木村哲也厩舎)
2/12(水)美浦・南W(良)5F67.1-4F52.5-3F38.2-1F12.0(馬なり)
C.ルメール騎手を背に美浦南Wで2頭併せ。僚馬フレッチア(牡5、3勝クラス)を2馬身追走し、コーナーで内から差を詰めて直線で馬体を合わせてそのまま併入。強く追われる相手に対してこちらは力まず最後まで余裕があった。ルメール騎手とは初コンタクトだったが折り合いもついており反応も良い。1週前は南Wで併せ馬を行い馬なりのまま5F67.5-4F53.1-3F39.5-1F12.6をマークして先着。前走時と比べると大分調子を上げてきてそうだ。