現在の日本において最も注目度の高いと言える血統の一つにドリームジャーニー、オルフェーヴルを輩出しステイゴールド×メジロマックイーンのニックスを世にしらしめるきっかけとなったステイゴールドとオリエンタルアートのカップル。
そのカップルの5番目の仔にして初の牝馬となるエストソルシエール(2歳牝馬)が両前脚の蹄が若干薄いところがあり、そこが原因と見られる歩様の乱れを発症しています。獣医師や装蹄師のチェックによれば骨や腱に以上は見受けられないため最悪の状況は回避されています。
経過観察中に良化傾向にあったものの、また蹄を気にする仕草を見せるようになったため再度検査を行ったところ蹄骨の角度が若干下がり気味であることが判明しました。
気にする程度で痛みは伴っていない様子ですが、競走馬にとっては少しバランスが崩れるだけで人馬ともに命に関わりかねないために、慎重に状態を見守り、回復を待っているようです。
馬体重は徐々に成長し、現段階で490kg。体格的にはデビューしていてもおかしくありませんが、超優良血統の血をつなぐ牝馬なので普段以上に慎重に経過を見守っていってほしいですね。
上の2頭ドリームジャーニー、オルフェーヴルが偉大すぎたためにその後2頭リヤンドファミユ、アッシュゴールドは期待はずれといった感がありますが、5頭目のエストソルシエール、さらにオリエンタルアートのラストクロップもステイゴールドとのカップリングで全部で6頭の兄妹となっています。
兄弟中2頭もGⅠを取っていれば十分すぎるとも言えますが、2度あることは3度あるとも言うので、3頭目のあたりにも期待してしまうというのが人情。
エストソルシエールも無事にデビューし快走してくれることを祈っています。