いよいよ今年初G1の「フェブラリーステークス」が開催されます。ダート界の頂上決戦ということで2020年最初のG1馬が決まります。今年は一体どの馬が初G1を制すのか？今年もまた楽しみな馬が多数出走しております。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

インティ（牡6、野中賢二厩舎）

言わずとしれたダートの快速馬インティ。昨年の覇者であり、今年も連覇を狙って参戦します。2走前のチャンピオンズCは3着に逃げ粘り、前走の東海Sでは珍しく控えて中団から進めて3着に好走。ここへ来て“逃げ”以外の戦法で好走できたという点は大きな収穫だったと言えるでしょう。今回誰かが行けば抑えることもできますが、積極的にハナを叩いていきそうな馬も不在ですし、楽に逃げてレースを支配できそうな気配が漂います。鞍上も安定の武豊騎手とくれば信頼度も上がります。

モズアスコット（牡6、矢作芳人厩舎）

前走の根岸ステークスで初のダートに挑戦し、いきなりの勝利を果たしたモズアスコット。中団から緩いペースを追走して、直線はスムーズに伸びて難なく快勝という内容でしたが、揉まれたり砂をかぶったりした場合はどうなのかなど、ダートではまだまだ未知数な部分が多いです。メンバーもレベルも一気に上がり、距離も1F延長の1600mと条件が難しくなるのは事実。前走の快勝で人気を集めそうなので、思い切って消すファンも少なくなさそうです。いずれによ真価が問われる一戦となりそうです。

アルクトス（牡5、栗田徹厩舎）

マイルチャンピオンシップ・2着のアルクトス。約4ヶ月ぶりの実戦と久々ですが、前走のマイルCSは約3ヶ月の休み明けで2着に好走しており、休み明けでも走ります。東京1600mは4戦4勝とコース相性は抜群で、条件的には割り引き要素は少ないです。数少ない先行馬で、インティとの兼ね合いがカギとなりそうですが、オアシスSではスローから直線スパートで快勝しており、高速決着のプロキオンSでは緩みのないペースを好位から追走して快勝しているように、対応力があるので最後の直線は見せ場を作りそうです。