ダートG1「フェブラリーS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は、追い切り映像やタイム、1週前の追い切り内容などから総合的に好調馬を判断し、その中でもとくに評価が高いと判断した3頭の馬を紹介したい。
インティ(牡6、野中賢二厩舎)
2/19(水)栗東・坂路(良)4F51.1-3F37.7-2F24.8-1F12.5(強め)
栗東坂路を単走。馬場の真ん中を堂々と駆け抜け、ラストで追われるとやや内に持たれたが、肩ムチでしっかり矯正されて勢いそのままゴールした。タイムは前走の最終追い切りでマークした自己ベストを0.7秒上回る4F51.1を叩き出し自己ベストを更新。最後もまだ余力がありそうで、好気配。このひと追いで整った感がある。
アルクトス(牡5、栗田徹厩舎)
2/19(水)美浦・南P(良)5F68.2-4F51.9-3F37.2-1F11.6(馬なり)
田辺裕信騎手を背に美浦の南Pコースを2頭併せ。僚馬ソロフレーズ(牡5、3勝クラス)を追走し、コーナーで内から差を詰めて直線で馬体を合わせると、ラストは11.6秒の脚で交わして半馬身先着した。1週前は南Wコースを3頭併せで5F67.7-4F53.5-3F40.7-1F13.3をマークし併入。先週は強めに追われて負荷がかけられ、日曜も乗られておりこの中間は順調。最終は前走同様ポリトラックで行われ、態勢は整った。
ヴェンジェンス(牡7、大根田裕厩舎)
2/19(水)栗東・坂路(良)4F52.8-3F38.1-2F24.9-1F12.7(馬なり)
幸英明騎手を背に坂路で単走。馬なりで折り合いもしっかりついており、フットワークも力強く動きは抜群。1週前は坂路で軽く仕掛けられる程度の内容だったが、4F52.7-3F38.2-2F25.1-1F12.8とまずまずの時計をマークしており、2週連続良い気配。激走となった前走の東海Sの疲れもなさそうで、仕上がりは万全な様子。