中山競馬の開幕週を飾るのは「中山記念」です。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきました。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したいと思います。
ウインブライト(牡6、畠山吉宏厩舎)
2/26(水)美浦・南W(重)5F65.0-4F51.0-3F38.1-1F12.8(馬なり)
ミナリク騎手を背に美浦の南Wコースを単走。馬なりのまま無理に押さえ込まず、気持ちだけでリズム良く駆け抜け、ラスト1Fは12.8秒をマークしました。1週前は南Wを2頭併せで追い切り、6F78.8-5F64.1-4F51.2-3F38.8-1F12.4の好時計をマークして併せた馬に1馬身先着しました。ミナリク騎手は3週連続で跨っており、最終追い切りも折り合いに専念するような軽めの内容。動き的にも精神的にもしっかりと整った感があります。
ラッキーライラック(牝5、松永幹夫厩舎)
2/26(水)栗東・CW(やや重)6F81.7-5F66.4-4F51.6-3F37.7-1F12.3(馬なり)
M.デムーロ騎手を背に栗東CWコースを2頭併せ。僚馬ダンスディライト(牡4、2勝クラス)を追走する形で追い切り、外目から差を詰めて軽く追われると1F12.3の脚で交わして3馬身先着。ストライドの大きいフォームで鞍上ともしっかり折り合いがついており、良いコンタクトが取れております。1週前もCWコースでダンスディライトと併せており、直線では1Fの時点で2馬身ほど差がありましたが、一気に加速してラストはきっちり先着しました。海外遠征から帰国初戦となりますが、良い仕上がりでレースを迎えることができそうです。
インディチャンプ(牡5、音無秀孝厩舎)
2/26(水)栗東・坂路(やや重)4F51.5-3F37.2-2F24.3-1F12.3(馬なり)
福永祐一騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬ジョニーズララバイ(牡4、1勝クラス)と併せますが、並ぶ間も与えず馬なりのまま交わして2馬身半先着しました。先週も福永騎手が跨り坂路でサンライズノヴァと合わせるも、僚馬は全く追いつくことができず、自身は4F50.2-3F36.5-2F24.0-1F12.3の好時計をマークし、4Fの自己ベストを更新しました。最終も速い時計をマークしており、終いもしっかり動いて時計も速いです。タイム、動きともに良好です。