【チューリップ賞2020予想】3歳牝馬クラシック戦線の主役候補集結!レシステンシアやクラヴァシュドールなど出走予定馬を考察

気付けば2020年も3月になりました。今週の阪神の日曜メインは桜花賞へ向けた重要なステップレースとなる「チューリップ賞」です。昔からクラシックの有力馬が集結するレースで、2018年にG2へ昇格したことで、いっそう注目度の高い一戦となりました。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

レシステンシア(牝3、松下武士厩舎)

昨年10月に京都でデビューしたダイワメジャー産駒です。デビュー前から前評判は高く、単勝オッズ1.4倍に推された新馬戦では3番手から直線で抜け出して難なく快勝。続くファンタジーSでは6番人気と人気は落ちましたが、番手から直線で抜け出してマジックキャッスルに1馬身差をつけて快勝という強い勝ちっぷり。そして前走の阪神JFでは内目の枠からハイペースで逃げて2着馬に5馬身差をつける圧勝劇を演じました。行く気のある馬ですが折り合いに苦労することもなく、逃げても直線で後続を突き放す脚があります。舞台は前走と同じ阪神マイルで、ここでもすんなりスタートが切れれば崩れることはなさそうです。

クラヴァシュドール(牝3、中内田充厩舎)

昨年9月に阪神でデビューしたハーツクライ産駒。新馬戦を上がり最速33.1秒の脚で快勝し、続くサウジアラビアRCでも33.1秒の脚で2着に好走。前走の阪神JFでは中団から外目を上がって2着馬とは僅差の3着に入着しました。楽に逃げるレシステンシアを見て早めに動いていき、大外回って長く脚を使っても3着に食い込んでくるのだから能力が高いのは確か。切れ味よりも底力を問われるレースとなってしまった中で唯一後ろから競馬をして上位に来たのは高評価。前半緩い流れしか経験していなかったので、前走は致し方なかったと言えるでしょう。展開向けば逆転も大いにありえます。

マルターズディオサ(牝3、手塚貴久厩舎)

昨年8月に新潟でデビューしたキズナ産駒。未勝利、サフラン賞と連勝し、前走の阪神JFでは好位につけて2着に好走。とくに中山芝1600mのサフラン賞で見せた差し切りは圧巻で、並ぶ間もなく交わした2着のウーマンズハートは11月のファンタジーSで連に絡んだ実力者。鋭い決め手がある馬で、勝負根性もなかなか。これまで1600mしか走っておりませんが、マイル以上もこなせそうな自在性があり、オークスあたりでも期待したい将来性の高い1頭です。今回は阪神JFメンバーとの再戦となりますが、成長次第では逆転の可能性は十分ありそうな内容でしたし、ここでも勝ち負けの期待を持てるでしょう。

他にも、フェアリーSの勝ち馬スマイルカナや、阪神JF・4着のウーマンズハートなど、3歳牝馬クラシック戦線の主役候補が集結しました。チューリップ賞は3月7日(土)に、阪神競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。