JRA弥生賞(G2)当日の馬場は?中山の馬場傾向を距離別データで分析・予想

開幕週から無観客競馬という波乱の開幕となり、ある意味では歴史的な開催となった先週の競馬開催。今週はクラシック戦線の重要な前哨戦となる「弥生賞」が中山で開催されますが、昨年は8番・6番人気で決着するなど波乱も少なくない一戦です。今週末は雨予報となっておりますので、番狂わせの可能性も考慮しておきたいところです。

何より雨による“馬場”への影響が気になるところですが、先週の馬場傾向を把握しておきましょう。ということで今回は、先週行われた中山の芝レースの「脚質」と「枠順」のデータを距離別にまとめてみました。

■2200m~

対象レースは水仙賞(1勝クラス)とサンシャインS(3勝クラス)の2レース。枠は、「5枠」が1・2着に1回ずつ入線しており、勝利・連対率・複勝率の全てがトップです。「1枠」は3着内が0回、「2枠」も3着が1回のみとなっており、内枠が不振です。

脚質は、3着に入った延べ6頭中4頭が「差し・追い込み」でした。後ろからの馬がやや優勢です。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 0 2
2枠 0 0 1 1
3枠 0 1 0 1
4枠 0 0 1 2
5枠 1 1 0 1
6枠 0 0 0 3
7枠 0 0 0 3
8枠 1 0 0 2
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 3
先行 1 1 0 4
差し 1 1 1 3
追い込み 0 0 1 5
マクリ 0 0 0 0

■2000m

対象レースは未勝利と新馬戦の2レース。枠は、「1枠」が1~3着に1回ずつ入線しており、連対数と3着内の回数が最多です。複勝率は100%と好成績です。

脚質は、「先行」と「逃げ」が1勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「先行」が最多です。3着内に入った延べ6頭中5頭が「逃げ・先行」でした。2000mでは前残りが顕著でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 1 0
2枠 0 1 0 2
3枠 0 0 0 3
4枠 0 0 0 3
5枠 0 0 0 3
6枠 0 0 0 4
7枠 1 0 0 3
8枠 0 0 1 3
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 0 2
先行 1 1 2 1
差し 0 1 0 9
追い込み 0 0 0 9
マクリ 0 0 0 0

■1800m

対象レースはデイジー賞(1勝クラス)、富里特別(2勝クラス)、中山記念(G2)の3レース。枠は、「1・3・4枠」が1勝ずつを挙げており、勝ち馬は内枠から出やすい傾向となっております。

脚質は、3着内に入った9頭全てが「先行」でした。1800mは、「内枠・先行」有利が顕著な傾向でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 0 0 2
2枠 0 0 0 3
3枠 1 0 0 2
4枠 1 0 1 1
5枠 0 0 0 4
6枠 0 1 1 2
7枠 0 1 1 2
8枠 0 1 0 5
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 3
先行 3 3 3 2
差し 0 0 0 10
追い込み 0 0 0 5
マクリ 0 0 0 1

■1600m

対象レースは、未勝利、1勝クラスの2レース。枠は、内も外も好走しており、数も少ないため傾向らしい傾向は見られません。

脚質は、3着内に入った延べ6頭中5頭が「逃げ・先行」でした。1600mは前残りが顕著でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 1 2
2枠 1 0 0 2
3枠 0 0 0 3
4枠 0 1 0 2
5枠 0 0 0 3
6枠 1 0 0 2
7枠 0 1 0 2
8枠 0 0 1 3
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 0 1
先行 1 2 1 2
差し 0 0 1 9
追い込み 0 0 0 7
マクリ 0 0 0 0

■1200~1400m

対象レースは2勝クラスの1レースのみ。「1枠」の先行馬が優勝し、「3枠」の逃げ馬が2着、「7枠」の差し馬が3着に入線しました。対象レースは1レースのみですが、1・2着馬はいずれも「内枠・先行」の馬でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 0 0 0
2枠 0 0 0 1
3枠 0 1 0 0
4枠 0 0 0 2
5枠 0 0 0 2
6枠 0 0 0 2
7枠 0 0 1 1
8枠 0 0 0 2
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 1 0 0
先行 1 0 0 5
差し 0 0 0 2
追い込み 0 0 0 2
マクリ 0 0 1 3

■まとめ

芝レース全体の成績を見ますと、枠は「1枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、好走率ベースにおいても勝率(25%)・連対率(33.3%)・複勝率(50%)の全てでトップです。

脚質は、「先行」が最多の7勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、好走率ベースにおいても勝率(20.6%)・連対率(41.2%)・複勝率(58.8%)の全てでトップです。

全体的に、「内枠」・「先行」有利の傾向が顕著です。今週は雨の予報となっておりますが、引き続き内に入った先行馬には注意しておきたいところです。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 3 1 2 6
2枠 1 1 1 9
3枠 1 2 0 9
4枠 1 1 2 10
5枠 1 1 0 13
6枠 1 1 1 13
7枠 1 2 2 11
8枠 1 1 2 15
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 2 1 0 9
先行 7 7 6 14
差し 1 2 2 33
追い込み 0 0 2 29
マクリ 0 0 0 1