【弥生賞2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

皐月賞の前哨戦「弥生賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は、追い切り映像やタイム、1週前の追い切り内容などから総合的に好調馬を判断し、その中でもとくに評価が高いと判断した3頭の馬を紹介したい。

オーソリティ(牡3、木村哲也厩舎)

3/4(水)美浦・南W(良)5F67.8-4F51.8-3F38.0-1F12.1(馬なり)

美浦の南Wで3頭併せ。僚馬のランガディア(OP)、レッドフレイ(3勝クラス)を追走し、序盤はゆったりと馬なりで進め、コーナーで内から差を詰めていく。直線序盤は外の併せ馬2頭が追われる中、同馬はまだスイッチが入っていないが、追われると一気に反応して好加速を見せて2頭に各1馬身先着した。ラストの反応と動きは抜群で、脚取りも力強い。休み明けでも状態は上々。

パンサラッサ(牡3、矢作芳人厩舎)

3/4(水)栗東・坂路(良)4F52.0-3F37.5-2F24.4-1F12.1(強め)

栗東坂路で2頭併せ。僚馬キングダムウイナー(未勝利)の内をリズム良く併走し、肩ムチが入ると後半2Fを12.3-12.1の好ラップで駆け抜けて半馬身先着した。序盤から前向きさがあり、追われてからの反応と伸びも申し分ない。中5週というローテーションの中で、最終追い切りを含めて3本の坂路と数はそこまでこなしていないが、2週・1週・最終と連続して4F目は12秒台をマークしており、終いがしっかりした動き。馬場が重くなれば終いの渋太さも生きそうだ。

ブラックホール(牡3、相沢郁厩舎)

3/4(水)美浦・南W(良)5F66.7-4F50.8-3F37.4-1F12.4(一杯)

石川裕紀人騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。僚馬キク(未勝利)を2馬身追走し、直線は外から併せていく。鞍上の合図に鋭く反応し、一杯に追われて4馬身突き放した。2週・1週・最終とびっしり追われており、しっかりと負荷をかけられている。変わり身も期待できそうなほど中間の調教は強化されており、好気配が漂う。間隔は少し空いているが、この内容なら十分。